メンズ美容アフィリエイトの取り組み方や注意点について解説
メンズ美容とは、読んで字の通り、男性向けの美容関連商品のことを指します。
美容と聞くと女性向けのイメージが強いかもしれませんが、昨今の美容関連市場では美意識の高い男性が急増しており、メンズ向けの美容製品が注目を集めています。
メンズ美容向けのアフィリエイトプログラムも増えてきているため、この記事ではそのプログラム例や取り組む際の注意点について解説していきます。
メンズ美容アフィリエイトとは
メンズ美容アフィリエイトとは、男性向けの美容製品を扱うアフィリエイトのことを指します。
プログラムとしては、シャンプーや洗顔料など男性にとっても身近な商品だけでなく、メンズ向けコスメ系の商品も含まれます。
メンズ向けのスキンケアやコスメ等の需要が高まる背景から、ASPでも取り扱われることが多くなりました。
成果条件はプログラムによって異なりますが、初回購入や商品の購入ごとに報酬が発生するプログラムが多いです。
メンズ美容の市場規模
メンズ美容の市場規模は、株式会社矢野経済研究所が行った男性向け美容製品・サービスに関する調査によると、2021年時点で約2,025億円(前年比102.1%)と上昇傾向にあり、2023年度には約2,158億円まで拡大すると予想されています。
この数字は予想に基づくものであり、最終的なデータが公表されるまでの参考値として扱う必要がありますが、メンズ美容への関心が高まっていることが確認できます。
メンズ美容の市場は、主に美意識の高い若年層を中心に需要が高まっていましたが、コロナ禍のオンラインコミュニケーションを機に、身だしなみや美容に対する意識が向上し、中高年層の利用も増えています。
若年層に関しては、SNSや著名人の影響から日常的にスキンケアを取り入れる層が増えています。
ECサイトでも「メンズコスメ」としてカテゴライズされることが増えており、この市場が注目されていることが伺えます。
メンズ美容アフィリエイトの取り組み方
メンズ美容アフィリエイトでは、主に男性向けの化粧品・健康食品・雑貨等のレビュー記事を作成することになります。
商品の機能性の紹介だけでなく、実際に使用した感想や使用し続けた経過報告として記事が作成できると、より価値のある記事に近づきます。ただし、使用感は個人の体験に基づくものであり、全てのユーザーに同じ効果があるとは限りません。
そのため、後述する薬機法に抵触しないように表現には注意する必要があります。
また、男性の美容に関連する悩みは、肌質や年齢だけでなく季節によっても変わるため、ターゲット層を見極めて記事を作成するのが重要です。
ただし、記事の内容が男女共通の悩みに該当する場合、女性向けのメディアも競合となります。そのため、男性特有の悩みをピンポイントに解消できる内容にしましょう。
メンズ美容アフィリエイトの注意点
美容・健康食品等を扱うアフィリエイトは、薬機法により使用可能な表現や認められない表現があるため、記事作成時は注意が必要です。
薬機法は、正式名称「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」といい、医薬品などの製造や販売、広告、安全対策について規制する法律です。
薬機法では、以下のように分類されています。
- 医薬品:風邪薬や漢方薬、整腸剤など、一部の栄養ドリンクなど
- 医薬部外品:薬用化粧品・薬用歯磨き粉・育毛剤・除毛クリーム・制汗剤・ヘアカラー・浴用剤・など
- 化粧品:保湿クリームやメイク品など、医薬品と医薬部外品以外の化粧品
- 医療機器:家庭用マッサージ器など
特に化粧品に関しては、医薬品と誤認を与えるような表現を行うと、未承認の医薬品とみなされ薬機法に抵触する恐れがあるため注意が必要です。
化粧品の表現のルールは「薬機法にまつわる表現ルール【化粧品編】」にてまとめております。
また、サプリメントなどの健康食品はあくまで食品のため、薬機法で規制はされていませんが、医薬品と誤認を与えるような表現を行うと、未承認の医薬品とみなされ薬機法に抵触する恐れがあります。
健康食品の表現のルールは「薬機法にまつわる表現ルール【健康食品編】」にてまとめております。
化粧品、健康食品をはじめとする各種商品によって許容される表現が異なりますが、以下のような表現は絶対に避けてください。
- 美白になる
- 若さを保つ
- 痩せる
- ほっそりする
- 治る
- 改善される
- アンチエイジング
- 浸透する
- しわをとる
- 白髪予防
- 疲れがとれる
- 発毛
さらに、画像の扱いにも注意が必要です。例えば、シャンプーを題材について記事を書く際には、使用中の様子や使用方法を示す画像は許容されています。
しかし、薄毛が改善されたかのような予防効果や効能を示唆するビフォーアフターの画像の使用は、実際の効能や効果を超える表現となり、誤解を招くため認められていません。「必ず生える」や「髪の量が増えた」などの表記も絶対にNGです。
薬機法にまつわる表現のルールは「薬機法ガイド」にてまとめておりますので、必ず確認した上で取り組むようにしましょう。