VODアフィリエイトの始め方や収益化の方法を解説

公開日2024/06/20

VODアフィリエイトとは、サブスクリプション型の動画配信サービスを紹介し、ユーザーに登録してもらうことで報酬を得るアフィリエイトのことを指します。

VODアフィリエイトが初心者でも取り組みやすいジャンルであると言われている理由や、VODアフィリエイトの取り組むことのメリットを紹介します。

1 VODアフィリエイトを始めるメリット
2 VODアフィリエイトのデメリット
3 VODアフィリエイトの始め方のポイント

VODアフィリエイトを始めるメリット

市場規模が大きい

VODのアフィリエイトに取り組むメリットとして市場が大きいというのがあります。

VODの市場規模は、一般財団法人デジタルコンテンツ協会が独自調査した発表によると、2023年の動画配信市場規模は、5,250億円（前年比108%）と推計されています。

また、日常的に動画配信の視聴が習慣化されている背景や、テクノロジーの進化から2028年には6,330億円の規模まで成長すると推計されているため、今後も有料のサービスを利用する層が増えていき市場が拡大していくことが予想できます。

参考：一般財団法人デジタルコンテンツ協会「動画配信市場調査レポート2024」2024年4月23日発刊

成果条件のハードルが低い

VODは、約2週間～1か月のお試し期間を設けているサービスが多く、その間はサービスを無料で利用することができます。

VODアフィリエイトの中には、このお試し期間の登録が成果地点となっているプログラムもありますが、有料会員登録を成果地点とするプログラムも存在します。

有料会員登録が成果地点の場合、通常はハードルが高いと考えられますが、無料のお試し期間が設けられているサービスもあり、その場合ユーザーが有料登録に進みやすくなるため、成果地点に到達する期待値は高くなります。

テーマが豊富にあるためネタが尽きにくい

VODで配信される作品は定期的に新作が発表されている上に、すでに配信されている作品だけでも数は膨大にあるため、記事で扱うネタは豊富にあります。
サービスごとにオリジナル作品も配信されているため、他サービスとの差分も出しやすく比較記事のネタにも困りません。

また、記事を作成する際の難易度は低めです。実際に視聴した作品のレビューがサービスの訴求にもつながるため、特別な専門知識は必要ありません。

そのため、他のアフィリエイトジャンルに比べて初心者でも記事が書きやすいというメリットもあります。

加えて、「作品名×VODサービス」「作品名×無料視聴」といった作品名を使ったキーワードからもVOD関連のキーワードを多く獲得できるため、キーワードの選択肢も豊富です。

報酬単価が高め

VODアフィリエイトは、一件当たりの報酬が高めに設定されていることが多いです。

一部の案件では、登録一件につき1,000円以上の報酬を提示しているものもあるため、利益を上げやすいと言えます。

ただし、VODの性質上1ユーザーにつき1つのサービスしか登録できないため、顧客の獲得競争が激しい点が課題となります。

VODアフィリエイトのデメリット

競合が多い

VODアフィリエイトは、VOD関連の検索結果において上位の大半を有力メディアが占めているため競争が激しいジャンルです。

また、キーワードによってはメディアだけでなくVOD事業者も多く検索結果を占めているため、アフィリエイトサイトが検索上位にランクすることが難しくなっています。

たとえば、「作品名＋見逃し＋無料」や「ドラマ無料配信サービス」といったキーワードは、VOD事業者も積極的に獲得を狙っています。

そのため、初心者の方は競争が激しい主要キーワードに焦点を当てるのではなく、ニッチな作品やジャンルに特化してキーワードを狙うことをおすすめします。

定期的に記事の更新が必要

VODでは、一定期間のみ配信されているタイトルもある上に、作品ごとの流行もあるため、常に記事を更新しなくてはなりません。

特に配信が終了してしまった作品がある場合は、そのキーワードで検索上位に表示されていたとしても、アフィリエイトの成果に結びつかないため、別のVODへ誘導が必要です。

そのため、常に配信されている作品にはアンテナを張っておくことが重要となります。

VODアフィリエイトの始め方のポイント

VOD関連の記事を書く際、多くの場合はVODで配信されている映画やドラマ、アニメなどのコンテンツをテーマにして記事を作成し、読者にサービスへの登録を促すことが一般的です。

作品レビューだけでなく、記事の切り口を変えることで競合との差別化を図りやすくなります。

また、異なる切り口でのアプローチにより、新しい流入経路からユーザーを獲得しやすくなるでしょう。

サービスだけでなく映像関連の話題も取り上げる

VODサービスの加入を直接促すテーマの記事だけでなく、作品に出演する俳優や声優、監督のキャリアなど、映像作品全般に関連したテーマを取り入れることも有効です。

サイトやブログのテーマをVODだけでなく、映像関連にまで拡大しておくと記事のネタにも困りませんし、その記事からランディングしたユーザーが最終的にVODサービスに加入してくれる期待も持てます。

マイナーな作品も積極的に取り上げる

人気作品に関連するキーワードは、多くの競合がすでに獲得している可能性が高いため、競合が注目していないマイナーな作品を積極的に取り上げて紹介するのも一つの戦略です。

現在人気の作品だけでなく、自身が生まれる以前に人気のあった作品まで取り上げてみるのも良いでしょう。

マイナーな作品を取り上げるメリットとして、ニッチなユーザーを獲得しやすいメリットがあります。

また、現時点ではヒットしていない作品でも、将来的に人気が出ることにより、新しいユーザーを獲得するチャンスが増やせます。