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初心者向けレンタルサーバーの選び方

Webサイトやブログを初めて立ち上げる方にとって、レンタルサーバーの選定は難易度が高いものです。

 

この記事では、初心者の方が理解しやすく、使いやすいレンタルサーバーを選ぶためのポイントを解説します。

 

レンタルサーバーを選ぶ前に明確にすること

レンタルサーバーを選ぶ前に、目的や予算などいくつかのポイントを明確にしておく必要があります。

 

利用目的と必要要件

Webサイトの目的や機能、予想されるトラフィック量を確認しましょう。

 

これによってサーバーに必要なリソースやスペックが決まります。

 

また、複数のサイトを運営するのであれば、マルチドメイン対応しているレンタルサーバーがおすすめです。

 

使用したいソフトウェアとツール

使用したい特定のソフトウェアやツールが利用可能かを確認します。

 

例えば、特定のCMSやプログラミング言語、データベースのサポートなどが含まれます。

 

Webサイトの事業計画

Webサイトが成長していく可能性がある場合、将来的な拡張やアップグレードを見据える必要があります。

 

契約プランの変更が柔軟にできるのかもサーバーを選定するポイントになるので、Web施策などを含めた成長プランをしっかりと立てておくことがベストです。

 

予算

利用可能な予算を事前に決めておき、それに合わせたプランを検討します。

 

安価なプランでも十分な機能が提供されるものもありますが、料金の安さだけで選んでしまうと問題がある場合もあります。

 

逆に、利用目的を大きく上回った機能を求めて費用がかさんでしまうこともありますので、必要な機能に対してのコストバランスを重視しましょう。

 

主に初期費用と月額費用を確認の上、その他のタイミング(更新や機能追加など)で料金が発生するかどうかも把握しておくと安心です。

 

レンタルサーバー選びで確認すべき「サーバーの性能」

ここでは、サーバーの性能面からレンタルサーバーを選ぶ基準をお伝えします。

 

事前に確認した必要要件や使用したいソフトウェアやツールなどをもとに選びましょう。

 

転送量

転送量とは、サイトにアクセスされた時に、サーバーからユーザーの端末に送られるテキストや画像、動画などのデータ量(合計)のことです。

 

この転送量は制限がある場合がほとんどで、サイトのアクセス数が増えて上限に達するとエラーが発生し、サイトに接続できなくなります。

 

自分が運営するWebサイトの転送量を想定して、利用するサーバーを検討しましょう。

 

(データ量の例)

・サイトの1ページあたりの容量が3.0MBだった場合

3.0MB × 1,000PV = 3GB

となり、1日あたり3GBの転送量がかかるという計算ができます。

 

多くのレンタルサーバーのプランは1日300GB以上の容量が設定されています。

 

1日300GB以上あれば、これからWebサイトを立ち上げる場合に十分な転送量でしょう。

 

もちろん、ページに表示されている画像や動画などの容量によっても前後しますし、ユーザーが増え、アクセス数が集中すれば多くの転送量が必要になります。

 

なお、レンタルサーバーの事業者によって、転送量の制限の記載が異なります。

 

1日単位と1カ月単位で表記しているので注意しましょう。

 

Webサイトの運営上、どちらでも問題はありませんが、サービスを選ぶ際に1日単位か1か月単位に統一して比較するのがわかりやすいです。

 

ディスク容量

ディスク容量とは、Webサイトのファイルや画像、メールなどを保存する領域です。

 

レンタルサーバーのディスク容量は「Web領域」と「メール保存領域」の2つの用途に分けられています。

 

Web領域はHTMLファイルやphpファイルなどのファイルや画像、動画など、Webサイトを構築するために必要なデータを格納しています。

 

メール保存領域は送受信したメールの情報を格納する領域となります。

 

通常、1ページあたりのディスク容量は1~2MB程度がよいと言われています。

 

Web領域とメール保存領域は、合わせてディスク容量として利用できることが多いですが、稀に別物と区分して利用するサービスもあるので、レンタルサーバー契約の際は、確認しておきましょう。

 

また、データベースに関しては、ディスク容量に含まない場合が多いようです。

 

メモリ容量

メモリとは、サーバーに搭載されたメモリの積載量になります。

 

メモリの大きさによってディスクに保存したデータを取り出せる量が違います。

 

多くのソフトを同時に処理したいのなら、メモリ容量は大きい方が動きは快適です。

 

メモリ容量に関しては、公開していないレンタルサーバーもあるようです。

 

これからサイトを立ち上げる人であれば、4GB以上のメモリ容量があるプランを選びましょう。

 

表示速度

表示速度は、ユーザーがWebサイトにアクセスして、ページが表示されるまでの速度です。

 

表示速度が速ければ速いほど、快適な閲覧ができるためなるべく表示速度の速いものを選びましょう。

 

表示速度は会社によって表記が統一されていない場合や公表されていない場合があるので、口コミなどを調べて判断する必要があります。

 

レンタルサーバー選びで確認すべき「サービス内容」

レンタルサーバーは、サービスによっても様々で、それぞれの特徴や利点があります。

 

下記のポイントの他にも実際に利用したユーザーのレビューや評判などをブログやSNSなどで探して参考にしてみると良いでしょう。

 

WordPressの利用可否

プランによってはWordPressを利用できないことがあるので、利用する予定がある場合は契約前に利用可否を必ず確認しましょう。

 

また、WordPressのサイトを作成しやすいように、簡単インストールなどのサポートを提供しているサービスもあるので、初心者の方はその点も確認してみると良いでしょう。

 

プラン変更の対応

Webサイトに掲載する情報が多くなってきたり、アクセスが増加したりすると、サーバーの容量が足りなくなる場合があります。

 

契約途中でプラン変更や容量の追加が可能か確認しておきましょう。

 

サポート体制

Webサイトの運営を始めたばかりだと、わからないことや疑問に思うことが出てきます。

 

そんな時にレンタルサーバーのサービス内のFAQなどで詳しく情報が公開されていて、しっかりとサポートしてくれると、安心できます。

 

サポート体制は、電話対応やメール対応、チャットでの対応などさまざまです。また、受付時間も確認しておきましょう。

 

バックアップ機能

何らかのトラブルによりサイト内の内容が消えてしまっても、データのバックアップがあれば復元することができます。

 

レンタルサーバーのサービスやプランによっては、バックアップを自動で管理してくれるサービスがあります。

 

上書きや削除などの誤操作、ウイルス等によるデータ改ざん、地震・洪水・火事等の災害による物理的なサーバー故障など、想定外のトラブルはWebサイトを運営する上でつきものです。

 

また、バックアップ機能があれば、トラブルの際だけでなく、ソフトウェアやツールの移行などを行う際も、安心して作業することができます。

 

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