Instagramをアフィリエイトでマネタイズするテクニック!
Instagramから広告収益を得るためには、大前提としてユーザーに広告リンクをクリックしてもらうことが必要です。
まれに紹介コードという方法もありますが、一般的にはInstagramアカウント毎に広告リンクが発行され、そのリンクからモノが売れると成果報酬としてみなされます。
広告リンクをクリックしてもらうには、フォロワー数を増やすことや、ターゲットに合わせたアカウントの運用、投稿の順番にも気を配ることが重要です。
この記事ではどうすればInstagramをアフィリエイトで収益化できるのか、必要なテクニックをお伝えします。
もくじ
Instagramアフィリエイトで収益を上げるにはフォロワーの数と質が重要
前提として、Instagramのアフィリエイトの収益はフォロワー数に依存するため、フォロワー数を増やすことは欠かせません。
ただし、フォロワー数が多ければ収益に繋がりやすいかというとそうではありません。例えば、1万人のフォロワーがいたとしても、ほとんどがターゲット層でない場合、広告リンクのクリック率は、非常に低くなってしまいます。
Instagramのアフィリエイトでは、ターゲットが絞られた濃いつながりがあるフォロワーの方が、はるかに高いクリック率を生み出す可能性があります。
そのためターゲットを絞った、質の高いフォロワーを獲得していくのが重要です。
Instagramは役割に合わせた順番で投稿するのが大事
Instagramで商品紹介の投稿をする際は、いきなり広告リンクを貼って投稿するのではなく、ユーザーの心理的なステップに合わせて、徐々に興味を高めていくのが効果的です。
ですので、投稿の順番はかなり大事です。
例えば、お店に入ってまだ何に興味があるか分からないのに、いきなり「キャンペーンだから!」と商品やサービスを宣伝されても響きませんよね。
Instagramでも同じで、最初はユーザーに興味付けをし、「買いたい!」という思考になってもらうことが大事です。
そのためには自然な流れを作る必要があり、投稿の順番が大事になります。
PRのために適した投稿順番は、それぞれの役割に応じて以下のようになります。
- ストーリーズ
- ハイライト
- フィード投稿
- リマインド投稿
最初にストーリーズなんだ!!
と意外に思う方もいらっしゃると思うのでそれぞれの役割をお伝えします。
紹介する商品やサービスが決まった時点で、投稿のスケジュールを組んでおくことが大切です。余裕を持たせるために、ストックを作った状態で始めるのがおすすめです。
また、日常的な投稿を交えて、アカウントの中の人がどんな人かを見せることで、より絞り込まれたターゲット層へアプローチできます。
ストーリーズの役割
ストーリーズの役割は、「興味付け」です。
商品を使っている様子と感動をリアルタイムで投稿することで、よりシェアしたい気持ちが伝わります。
また、「詳しくは次のフィード投稿でアップするね」として予告しておくことで自然とユーザーは待たされる状態になり、より早く知りたいという心理状態になります。
商品を紹介する前に、商品に関連する情報を紹介しておくと、自然な流れで紹介できます。また、商品の全貌は明かさず、あえて小出しにすると、次の投稿への期待も高まります!
ハイライトの役割
ハイライトの役割は、「購入先の設定」です。
ハイライトは、実際購入する際に活用しやすい機能です。
ストーリーズは24時間で消えてしまうので閲覧されるチャンスが限られますが、ハイライトを作成することでプロフィールに飛んだ人や、ストーリーズを見て検討中の人が訪れるようになるからです。フィード投稿でPRする前にハイライトを設定しておきましょう。
ハイライトのタイトルは「◯◯の購入はこちら」など、分かりやすいものを選びましょう。購入先と連想できるようにショッピングバッグのアイコンにするなど、関連性の高いデザインにすると◎。
フィード投稿の役割
フィード投稿の役割は、「具体的なPR」です。
写真や文章で商品の情報をより詳細に伝えます。例えば、機能性や使い心地、デザインのこだわりなど、できるだけ具体的な説明します。
リマインド投稿
商品紹介の流れの最後を締めくくるのが、リマインド投稿です。リマインド投稿の役割は、「フォロワーへの再告知」になります。
リマインド投稿は、以下の2点を忘れずに行いましょう。
- 2日後目安に使用の経過報告や、リピートの感想などを投稿
- 改めてキャンペーンや購入方法を文字ベースでストーリーズに投稿したらすぐハイライトにする
特に、Instagramでは新しいフォロワーが毎日のように増えていくものです。だからこそ、新規のフォロワーにも広告リンクの存在を知ってもらうことが重要です。
加えて、「使い始めて2日目の感想」「2週間使ってみた率直なレビュー」など、使用の経過報告やリピートの感想を投稿することで、新たな購買意欲を喚起できます。
ただし、リマインド投稿の頻度には注意が必要です。あまりにしつこく宣伝していると、フォロワーから信頼を失ってしまう恐れがあります。
InstagramでのPR投稿文のポイント
InstagramにおけるPR投稿文のポイントは、以下の2点です。
- PRした理由を伝える
- 感動と共感を意識する
それぞれ詳しくご紹介していきます。
PRした理由を伝える
前提として、フォロワーからの信頼を損ねないために、自分自身が一度も使っていない商品や、自信を持っておすすめできない商品の紹介は絶対に避けましょう。
その上で、商品PRの場合は、投稿がPRだということの明記が必須です。忘れないように必ず記載しましょう。
ただし、「お金をもらっているから宣伝します」というスタンスでは、フォロワーの共感は得られません。
なぜシェアしたいと思ったのかを最初に伝えることでユーザーとの信頼関係を作りましょう。
あくまでもフォロワー目線に立ち、「この情報は役に立つかも」と思ってもらえるような投稿を心がけましょう。
購入を急がせるのではなく、自然な流れで商品の魅力を伝えていくことが大切です。
A8スタッフコメント
Instagramのブランドコンテンツポリシーにて、ブランドコンテンツ(※1)を投稿する場合は「タイアップ投稿ラベル」を使用するよう定められています。
ストーリーズ・フィード・リールなど投稿の種類に関わらず、「タイアップ投稿ラベル」の設定をお願いいたします。
(※1)対価を受けて直接的、間接的にビジネスパートナーを取り上げたコンテンツ
感動と共感を意識する
商品の良さを伝える上では、商品の公式サイトには掲載されていない、利用者目線での「感動と共感」を生み出すことでより響くPRになります。
そのためには商品の良さを機能面と使用感に分けて書くと効果的です。
例えば着圧タイツでしたら、
機能面は「10段階のスクリュー着圧設計・360度強圧でお尻全体のヒップアップが期待できる」
使用感は「キツすぎない着圧感で履き心地も気持ち良い、丈夫なので何度か洗濯したけど大丈夫だった」
などです。
機能面を伝えるときは、説明書にある特徴をそのまま書くのではなく、「私が選んだポイント」や「感動したところ」として伝えるとユーザーに自然な印象を与えることができます。
広告だからといって使い心地を誇張するのはNGですが、自分なりの正直な感想を盛り込むことは大切です。
理由や背景を丁寧に説明することで、フォロワーの理解を得やすくなるはずです。
InstagramでのPR投稿画像のポイント
Instagramは、何といってもやはり画像(写真)が重要です。
特にトップ画像では商品イメージが伝わる工夫をしましょう。
大前提として、PR商品はトップ画像に入れましょうね!
もし商品が料理系でしたらキッチン用品も一緒に写したり、ダイエット系でしたら細見えするファッションで撮影したりするという努力をしましょう。
要はイメージ画像ですね!
また、PR商品を撮影する際には、ユーザーの視点が商品に行くように原色系の服や小物がフレーム内に入ることは控えるようにしましょう。
スマートフォンなどの内カメラで撮影した際は、パッケージが左右逆になり、商品名が反転してしまうことにも注意が必要です。
修正せずにそのままアップすると企業様は残念な気持ちになると思うので、内カメラで撮ったら、左右反転してから投稿するようにしましょう。
広告リンクへの誘導テクニック
魅力的な商品紹介ができても、肝心のアフィリエイトリンクをクリックしてもらえなければ意味がありません。ここでは、広告リンクへの誘導率を高めるためのテクニックを解説します。
ストーリーズにリンクを貼ってもエンゲージメント率を落とさない方法
Instagramのアップデートにより、ストーリーズに誰でもリンクが貼れるようになりました。
しかし、その反面で外部リンクを貼るとエンゲージメント率(閲覧率)が極端に落ちるという声を多く聞きます。
実際に私もそうです。
その対策の1つとして、リンク付き投稿とリンク付きではない投稿を交互にして投稿することがあります。エンゲージメント率の軽減は減少されやすい傾向にあるので、ぜひやってみて下さい!
Instagramのアルゴリズムでは、ユーザーがアクションを起こした投稿が優先的に表示されます。そのため、エンゲージメント率を上げるには、フォロワーとのコミュニケーションが重要になります。
ストーリーズの質問スタンプやクイズ機能を活用して、フォロワーの悩みや興味を直接聞き出すことで、求められる情報を発信できます。また、よく質問される商品をハイライトでまとめることで、フォロワーとのコミュニケーションを活発にしつつ、広告リンクへの誘導も最適化できるでしょう。
Instagramにリンクツリーを掲載する効果
リンクツリーとは複数のリンクを一つにまとめることができる便利なサービスのことです。
ユーザーを沢山誘導したい先がある人にとっては非常に便利な機能ですよね。
しかし、私はリンクツリーにした場合と、1つのリンクのみにした場合ではクリック率に差があると感じます。
(インフルエンサー仲間での検証結果ですのでご参考までに)
リンクツリーをユーザー目線で考えると、クリックする作業が増えたり、沢山ありすぎるリンクでは何を見たらよいか分からず興味が分散してしまったりする懸念点があるのかもしれません。
私は、クリック率を上げたいのなら1つのリンクに絞り、都度誘導したい先が変わる度にURLを変更するのがよいと思います。
しかし、何をしている人かを知って欲しい(例えばブログや他SNSへの周知)という理由であれば、リンクツリーは活用できる機能だと思います。
Instagramインサイトでアカウント分析をする
Instagramで一番大切なのは、常に分析と改善を繰り返していくことです。アフィリエイトで成果を出し続けるには、コツコツとしたPDCAサイクルが欠かせません。
インサイトを活用したデータ分析
まずは、Instagramインサイトを使って、自分のアカウントの現状を把握しましょう。Instagramインサイトはプロアカウントに設定することで表示できます。
Instagramインサイトでは、投稿別のインプレッション数、リーチ数、エンゲージメント率、など、フォロワーの反応がひと目で分かります。
また、性別や年齢層、アクセス時間帯といったフォロワーの属性もインサイトから把握できるので、ターゲットに合わせた商品やサービスを紹介し、アフィリエイト収益を最大化できます。
データ分析から投稿を改善
データ分析で見えてきた課題をもとに、次の打ち手を考えるのが改善フェーズです。この段階では、Instagramインサイトから得られた情報を元に、具体的な施策に反映していきます。
例えば、エンゲージ率が伸び悩んでいるのであれば、以下のような対策ができます。
- ハッシュタグを増やして、リーチ数を高める
- フォロワーの反応が良かった投稿と似たテイストの内容を作る
- 投稿時間を変えて、ユーザーが見やすい時間帯を狙う
- 投稿文を工夫し、共感を得やすい表現を心がける
Instagramアフィリエイトで成果を出すには、ここまでお伝えしたテクニックを実践することに加え、Instagramのアルゴリズムを理解することが非常に重要です。
Instagramに表示される投稿は、単なるランダムな並びではなく、利用者ごとの好みや興味関心に合わせてパーソナライズされています。
アルゴリズムに適した投稿を行うことで、より多くのユーザーにリーチし、エンゲージメント率を高めることができ、結果としてアフィリエイトの収益を上げることが期待できます。
Instagramのアルゴリズムについては「Instagramのアルゴリズムについて解説」をご覧ください。
この記事を書いた人
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門脇 優衣
45日でフォロワー1万人超え、毎月30社以上のPR案件依頼を受けるインフルエンサー。
インフルエンサー育成や集客・ブランディングアップの企業顧問講師、セミナー講師としても活躍。
・実績
- コンサル実績600アカウント以上
- セミナー延べ1万人以上
- フォロワー1万または1投稿1000いいね以上つくインフルエンサーを200名以上輩出
- 2022年キッズ・ミセス関西コレクション全エリアInstagram講師
- 2020年2021年ミセスグローバルアース本部特別Instagram講師兼福岡大会特別審査員
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