【7-2】理想的な記事の目次の作り方
初心者の人が「目次を作ろう!」といきなり言われても、イメージが湧きづらいと思いますので、事例を用いながら、ご紹介いたします。
目次の基本的なパターン
目次と言えば書籍などで一般的に使われていますが、イメージ通りで「その目次」を作りましょう!というお話をしています。
「WEB上の記事」でも「本」でも目次は必要です。
例えば、最近の記事では以下のような目次を見かけませんか?
このようなものが、今回ご紹介している「目次」にあたります。
このような目次は
「大見出し」「中見出し」「小見出し」に分けて構成されます。
事例の画像は「大見出し」と「中見出し」の構成になっています。
これは「1つの項目」について「もっと詳しく書く必要はあるのか」を掘り下げていくと分かりやすいでしょう。
例えば
宅配クリーニングで高級ブランドのコートをお願いしてみた
という大見出しがあるとします。高級ブランドのコートを宅配クリーニングで出すときに、ユーザーに伝えたいポイントがいくつかあると思います。だからこそ、各項目について説明をしていく必要があります。
ですので、以下のような中項目を付け加えるのです。
宅配クリーニングで高級ブランドのコートをお願いしてみた
-高級ブランドのコートをお願いできる宅配クリーニング
-宅配クリーニングで高級ブランドのコートをお願いするメリット
-高級ブランドのコートを保管してくれる
-料金表の比較
そして、中項目でももっと詳細に分類分けする必要があるのであれば、小見出しを付けて目次を作るようにしましょう。
宅配クリーニングで高級ブランドのコートをお願いしてみた
-高級ブランドのコートをお願いできる宅配クリーニング
-▲▲▲社の宅配クリーニング
-◆◆◆社の宅配クリーニング
-▲◆▲社の宅配クリーニング
-宅配クリーニングで高級ブランドのコートをお願いするメリット
-高級ブランドのコートを保管してくれる
-料金表の比較
書くべきことを目次にするための分類方法
例えば
「格安SIMでの通話代金を抑える方法」について書く記事があるとすれば、書くべきことが色々出てくると思います。
- 普通に通話すると30秒で20円の料金がかかる
- 家族で通話すると、無料になる格安SIMがある
- 月の合計通話時間で料金体系を設定しているオプション
- アプリを使って通話すると無料もしくは半額
- よく通話する番号の上位3つが無料、もしくは安くなる
- 10分かけ放題のプランがオプションである
- 毎月の基本料金に10分かけ放題が含まれている
などなどWEB情報で情報収集したり、自分が書きたい!と思えるものなど、たくさん出てくると思います。もし上記のようにたくさんの出会い方が自分の中で出てきた場合、分類分けしてみると分かりやすいかもしれません。
格安SIMの通話代金を見てみると、「かけ放題などの通話オプション」「電話をかける相手」「専用アプリでの通話」などに分類できそうです。
このように考えると以下のような大見出しを作ることができます。
- 通話料金が安くなるオプション
- オプションなしで通話料金が安くなる相手
- 専用アプリの通話で通話料が安くなる
そして、上記の大見出しに以下のような中見出しを付けることができます。
これは事例としてピックアップした書くべきことです。
通話料金が安くなるオプション
-10分かけ放題が月額○○○円
-通話時間を定額で決めるオプション
-24時間いつでも通話かけ放題
オプションなしで通話料金が安くなる相手
-家族間の通話なら通話料金が0円
-よく電話をする相手の上位3番号は0円
-指定した電話番号はいつ電話しても0円
専用アプリの通話で通話料が安くなる
-○○社専用のアプリで通話が半額
-専用アプリからの発信で通話料が無料
-◆◆のアプリを使うとポイント還元
情報を整理して1から10まで説明する目次パターン
このような形で、目次を作っていくのですが、次に考えるのが「目次の順番」です。
目次の順番は2通りあると考えてください。
1つ目は「検索意図を満たすために1から10まで順番に説明するパターン」の事例です。
例えば
「英語を話せるようになりたい」というキーワードで上位表示をする時などが分かりやすいかもしれません。
「英語を話せるようになりたい」というキーワードで検索した人の検索意図はずばり
「英会話を話せるようになりたい!!!」です。
その願望を叶えるために、1から10まで丁寧に解説するために目次の順番を設定するのです。
- 英語が話せない原因
- 英語への苦手意識を克服
- 気軽に覚えられる単語帳の紹介
- ゲーム感覚でできるリスニング教材の紹介
- 最低限知っておきたい文法のこと
- 英会話の勉強を挫折する人の特徴
- まとめ
例えば、上記はあくまでも大見出しだけの事例ですが「英会話を話せるようになるためのステップ」が順番に説明されています。
- まずは英語を話せない原因を知らないと、どれだけ英会話の勉強をしても無駄に終わるかもしれないので、まずは話せない原因を知ってもらい
- 次に英語への苦手意識の克服を少しでもしてもらいます。
- そのうえで、まずは気軽に出来る簡単な単語帳を紹介して、単語力を鍛えてもらいます。
- 単語を覚えるだけでもカタコトでの意思疎通は出来るようになるかもしれませんが、英会話なのでリスニング力、文法も鍛えたいところです。なのでリスニング教材と文法の教材っを紹介します。
- 単語力、リスニング、文法の勉強を続けていて、力試しをしてみたい人に向けて、おすすめのオンライン英会話を紹介してみましょう。広告リンクでオンライン英会話に誘導します。
- 最後に、英会話を途中で挫折してしまう人もいるかと思うので、挫折をしない方法や挫折したときにどうやって英語学習に戻ってくるかアドバイスをします。
という流れで解説をしてあげると「これから英会話を話せるようになりたい!」と思える人にとっては「整理された順番」で理解をすることができます。
ちなみにこのコラムも
ブログを作る前から、ブログを作って運営をしていく段階までの
「作業する順番」「考えておくべき順番」通りに解説をしています。
検索意図を先に満たす目次パターン
このような目次の順番とは別に検索意図を先に満たすパターンの目次もあります。
例えば「英語を話せるようになりたい」というキーワードの検索意図は「英語を話せるようになりたい」ですので、順番に説明してあげた方が理解しやすいでしょう。いきなり「オンライン英会話しろ!」みたいな説明から入っても納得できません。
しかし、キーワードによっては、検索意図が限定的なキーワードもあるので、その場合は検索意図を満たす順番にしましょう。
例えば
「宅配クリーニング ランキング」などのキーワードは「ランキングをみたい!」という検索意図ですので、「ランキング」を先に見せてあげる必要があります。※
なぜ、「このようなランキングになっているのか」「最適な宅配クリーニングの選び方」「宅配クリーニングの料金の相場」など宅配クリーニング全般に関する内容も記事にあった方が分かりやすいですが、それは後回しです。
なぜなら「宅配クリーニング ランキング」で検索している人の多くは「みんながオススメの1位の宅配クリーニングを知りたい!とか使いたい!」という検索意図だからです。
だからこそ下記の大見出しの順番のようにランキングを先に持ってくるのが良いのです。
- 宅配クリーニングのランキング
- 自分にピッタリの宅配クリーニングの選び方
- 宅配クリーニングを使う時の料金の相場
- 宅配クリーニングの体験談
- まずはランキングを見せて、満足させてあげる。そこで自分のお気に入りの宅配クリーニングがあって申し込んでくれたなら、見てくれた人にとっても、広告収益を得られるブロガーさんにとっても、広告主さんにとってもハッピーな結果です。
- ですが、ランキングを見ても選べなかったとか迷ってしまった人のために、選び方を教えてあげるのです。
- そして宅配クリーニングを使うにあたって、大体これくらいのお金を使うことになるので、知っておいてね。使おうと思っていた宅配クリーニングの料金が安いのか高いのかも知ることができます。
- それでもどうしようか迷っている人のために、自分の体験談を話してあげて、イメージしやすいようにしてあげます。体験談は実際に体験した人しか語れない貴重な意見なので、記事を見てくれた人にとっても貴重です。
このようにキーワードの検索意図によって
順番に説明した方がいいのか、先に検索意図を満たしてあげた方がいいのかを考えながら目次を作ってみましょう。
※ランキング作成をするにあたっては一般社団法人日本広告業協会の「アフィリエイトに関する発注ガイドライン」を遵守する必要があります。
この記事を書いた人
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河井 大志 【株式会社Smartaleck】
「アフィリエイト」と「SEO」に特化したWEBマーケティング企業である株式会社Smartaleckの代表取締役。
・著書
- 「元Google AdSense担当が教える本当に稼げるGoogle AdSense」
- 「10年稼ぎ続けるブログを創る アフィリエイト 成功の仕組み 」など合計5冊
・関連サイト