【7-4】参考にしたいブログ5選とライティングで意識してほしいこと
ブログの記事を書くために必要な情報を調べ、目次が整理できたら記事の7割は完成です。
次は実際に記事を書く段階です。ライティングで残りの3割を仕上げましょう。
ここではライティング能力をあげるために参考にしてほしいブログを紹介するほか、ライティング時に意識してほしいことを解説します。
ライティングに正解はない
まず、ライティングの方法に正解はありません。
狙っているキーワードにもよりますし
ターゲットにする人も違いますし
テーマも違いますし
運営している人のキャラも違います。
ですので、まずは「成功している人の共通項」みたいなのを探ったうえで、ライティングに活かせてもらえればと思っています。
1番参考になるのは成功している先輩ブロガーの記事を見ること
まず1番参考になるのは、きちんと集客でき、収益をあげ、成功している先輩ブロガーの記事をくまなく見るということです。
そのブロガーさんが成功しているということは
そのブロガーさんにとって「記事の書き方が正解」ということでもあります。
ブログに来ている人が「良い」と思って記事を読み込み、他の記事を読んだり、再度ブログに訪問したり、紹介された商品を購入しているわけです。
ですので2-5で紹介したようなブロガーさんのブログをくまなくチェックして
記事を読んでみましょう。
◆2-5で紹介したブロガーさんのサイト
ブログ名 | 運営者名 |
介護士働き方コム | たんたんさん |
共働き主婦のためのハウスクリーニング情報サイト | みほじさん |
SuzuTarog | 太郎さん |
今日はヒトデ祭りだぞ! hitodeblog(ヒトデブログ) |
ヒトデさん |
鯖サーバー | 高原さん |
その時は、実際の読者になったつもりで読んでみるとよいでしょう。
例えばハウスクリーニングサイトのみほじさんのブログであれば
「自分がハウスクリーニングを依頼しようか迷っている人」という読者になりきってブログを読んでみてください。
本や新聞もライティングに活きてくる
その次にライティングの参考になるのが、本や新聞を読むことです。
小学校の時に、本を読むと作文がうまくなると言われたり
大学の時には本や新聞を読むと論文執筆がうまくなると言われた経験がありますが
僕もその通りだと感じており、本や新聞を読むとライティングに活きてきます。
- 分かりやすく伝える工夫
- 事例を使って理解力を高める
- 読みやすい文体
- 納得のさせ方(ノウハウ本など)
- 感動のさせ方(小説など)
など、新聞、雑誌、書籍、小説などでは物語や事象をわかりやすく伝える日本語が使われていたり、事例を用いて読者の理解を助ける工夫がされていることが多いです。
よくセミナー時に「記事を書くのが苦手なんですが、どうすればいいですか?」という質問を受けますが、その方々の過去を紐解いていくと
全然読書をしていない。
新聞はテレビ欄だけ。
大学で卒業論文を書いていない。
ネットニュースも読まない。
(X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどは見る)
というような共通項がよく当てはまっています。
つまり
「ライティングが苦手」というよりも、「文章」自体の正解を知らないことが多いのです。
ですので、ブログ運営で成果を出すのであれば、記事執筆は避けては通れないので、自分が取り組んでいるジャンルの本だけではなく、小説や新聞を読むなどの努力はしなければなりません。
ライティングで意識してほしいこと
この2つをしっかりとすることによって、少しずつライティングは上手になってきますが、なくとも以下のことはしっかりと意識してほしいので解説したいと思います。
根本的には読者のことを一番に考える
まず記事を書く時に1番最初に考え、そして1番大事にすることは
「読者のこと」を考えるということです。
そもそも読者のためになるブログを作らないと記事を読み込まれなかったり、ファンができなかったり、それがまわりまわって集客ができなくなります。
例えば、このコラムの読者は「ブロガー初心者」なわけです。
- この表現方法で理解してもらえるのか
- この順番で説明しても理解できない箇所はないか
などを考える必要があります。
皆様が運営するブログもそうです。
運営しているブログのプロである皆様にとっては当たり前の知識でも、ブログに来てくれた読者にとっては当たり前の知識ではないことも多々あります。
ですので、まずは読者のことを考えたライティングを「意識する」ということは初めにやるべきです。
ターゲットに合わせた文体
このように読者のことを考えると文体も重要になってきます。
文体を想定している読者に合わせることによって親近感がわき、記事を読み込んでくれ、紹介している商品の購入につながる可能性も高くなります。
例えば20代の女性がターゲットになるようなブログで
「予め知っておいてください。」
「是非使ってください」
「戦略を練る必要があります。」
というような表現をしても、普段接しているメディアやSNSから比較すると、とっつきにくい文章に思われてしまうかもしれません。
ですので
「最初に知っておきましょう!」
「ぜひ使ってください!」
「作戦を考えないといけません。」
という表現をすれば、馴染み深い文章になり、記事を読み込んでくれる可能性も高くなります。
逆に、ビジネスマンを意識したようなブログの場合は軽い文章を使いすぎると説得力にかけます。
事例を用いて理解しやすくなっているか
難しいことを説明する場合などは、事例、例え話、比喩(ひゆ)を使って説明すると、読者の理解度も増します。
例えば
というような説明をする場合、このような文章だけをサラッと書いていると理解できない人もでてくるかもしれません。
しかし
「サーバーの収容サイト数が多いと表示スピードが遅くなるので、注意が必要です。
例えば満員電車に乗ると身動きしづらいのと同じで、サーバーの中にたくさんのサイトが作られていると、通信が込み合ってサイトの表示スピードが遅くなってしまうんですね。」
というような説明があると、ぐっと分かりやすくなります。
先回りして疑問を解決できているか
何かについて言い切る時に「ここで読んでいる人は疑問に思うかも」という箇所では
先回りした考えをもって疑問を解決したり、フォローする必要があります。
もし疑問を抱いたまま記事を読み進められると読者の理解度が下がったり、間違って解釈される可能性があります。
(↓ちなみにこれも理解度増すための例え話)
例えば、
と言い切るとします。
ここで「読者がどう思うのか」をしっかりと考える必要があります。
この時に僕が先回りして考えることは
「強みがない私はどうすればいいんだ!」
「別にジャンルなんて稼げるジャンルでいいじゃないか」
という疑問が出るだろうな。ということです。
ですので以下のように疑問を先回りして理解し、付け加えると説得力が増したり、理解度が増したり、自信を持たせて上げることができます。
「ブログを始めるなら、自分の強みを生かせるジャンルを選びましょう。
なぜなら広告で収益を上げるには長くブログ運営をすることが重要なのですが、自分の強みを活かすと、情報収集がしやすかったり、記事のネタが豊富だったりするので続けやすいのです。また好きなジャンルであれば、情報収集が苦になりません。
また“強み”というと、専門的な職業に就いている必要がある!とか資格を持っている!とかみんなが驚くような経験をした!というようなことを考えるかもしれませんが、「ダイエット中である」「子育て中である」というような日常生活の状況や生活環境も強みになるのです。」
このように先回りして出てくるだろう疑問に対して、解決をしたり、フォローをすることで、読者が納得してくれるのです。
自分の主観とデータ的な客観性がミックスされているか
その他にも記事を書いていくうえで、主観と客観は大事です。
情報を探している人は、誰かの意見を求めてながら、その信ぴょう性も求めているからです。
例えば
みたいな文章だと少しふわっとして説得力がありません。
ここに自分の意見が入っていないからです。
ですが以下のように主観と客観性がミックスされ、かつ主観の部分が具体的であれば、理解度も増すでしょう。
そして主観と客観性をミックスした記事にする際も、自分の強みを活かしたジャンルでブログをできていると、特に「主観」の部分が明確になるので、そういう意味でも自分の強みを活かしたジャンルでブログをするというのは重要です。
この記事を書いた人
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河井 大志 【株式会社Smartaleck】
「アフィリエイト」と「SEO」に特化したWEBマーケティング企業である株式会社Smartaleckの代表取締役。
・著書
- 「元Google AdSense担当が教える本当に稼げるGoogle AdSense」
- 「10年稼ぎ続けるブログを創る アフィリエイト 成功の仕組み 」など合計5冊
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