【7-7】アフィリエイトしたい商品へ誘導するためのライティング
さて、ここまでは「記事を書く」「良い記事を書く」「上位表示するための記事の書き方」を紹介してきたのですが、アフィリエイト収益を求めるブロガーさんにとって大事な「アフィリエイトの誘導」についてお話したいと思います。
もくじ
基本的にアフィリエイトリンクは自由だが
まず、アフィリエイトリンクはどの記事に張り付けてもいいです。
つまり皆さんが商品やサービスを紹介したい!と思った箇所にアフィリエイトリンク張り付ければいいのです。
大きな誤解として「アフィリエイトリンクを使いすぎるとSEO的によくない」というようなものがあり、だから「記事の一番下に1つだけ張り付けて誘導する」という方法を取っている人もいますが、そのようなことをすると、極端にアフィリエイトリンクのCTR(クリック率)が悪くなりますので避けましょう。
逆に、無理に押し付けるような形で商品に誘導しても、もちろん成果は発生しません。
特に検索エンジンを使って情報収集している人はアフィリエイトを広告だと分かっている人もいれば、アフィリエイトという仕組みを知らない人もいます。
そういった方々に対して押し付けるような形で商品を紹介し、アフィリエイトリンクを貼っても
「あれ?売り込まれてるな」とか「よくある広告系の記事か」
というような形で避けられてしまいます。
一般キーワードを狙う記事での誘導ライティング
ですので、記事の役割ごとに、どのように誘導していくのかを考える必要があります。
例えば、一般キーワードを狙うような記事の役割は6-1でも紹介したように、収益を求めるものではありません。ですので、無理にアフィリエイトリンクを使う必要はないのです。
ただし、アフィリエイトしたい商品やサービスと相性が良さそうなキーワードもあると思います。
例えば6-1で紹介した事例になりますが、家事代行ブログの場合の「お風呂 カビ予防」などのキーワードは一般キーワードに分類されます。
このキーワードの検索意図は「お風呂でカビが生える条件ってなに?」「お風呂のカビを予防する方法が知りたい」などのような意図だと推測されます。
もし、皆さんがアフィリエイトしようとしている家事代行サービスがあり、その家事代行サービスが「水回りのカビなどのお手入れ」を売りにしている場合などは、紹介しても良いでしょう。
例えば記事中(適切な箇所)に以下のように誘導してもいいでしょう。
お風呂のカビ予防をしていると、掃除が楽です。
週に3日以上は掃除しているからうちは大丈夫と思っていても、季節によってはカビが生えやすく、一度ついたカビを掃除でこそぎ落とすのはなかなか大変です。
せっかく沿応じしてピカピカになっても、数日経つと同じ場所にカビが生えているのを見て、ストレスが溜まりますよね。
家事代行サービスの○○では、カビ予防のための防カビコートをしてくれてカビの発生を抑えてくれる役割があります。
半永久的にカビの発生を抑えてくれる訳ではありませんが、日々の掃除の手間を考えるとちょっとの出費で家事が楽になるのも良いですよね。
→家事代行サービス〇〇の申し込みはコチラ(アフィリエイトリンク)
このように、記事のテーマとアフィリエイトしたい商品の特性がマッチしていると自然な形でオススメができます。
悩みキーワードを狙う記事での誘導ライティング
悩みキーワードの場合は、悩んでいる人が見てくれる記事になりますので、条件が合えば、積極的にアフィリエイトリンクを活用したいです。
6-1の事例では「英語 話せない」というキーワードでしたので
「英語を話せない理由を知って、話せるようになりたい」という意図が含まれます。
ですので、以下のような悩みを解決するために商品やサービスを利用してもらう誘導をするのがいいでしょう。
英語が話せない理由を色々ご紹介しましたが、根本的な問題として「英会話に使える英語の基礎知識が足りていない」という場合もあるかもしれません。
英会話を話せるようになるためには、最低限の単語力やリスニング、スピーキング、文法の知識が必要です。
そういった基礎的な英語の知識を身につけるための、英会話教材があります。
オンライン英会話のレッスンでも教材の提供はありますが、電車の中やちょっとした隙間時間に活用できる単語帳やリスニング教材、文法のテキストなどを使うと苦手ポイントを重点的に学習できます。
以下コラムでは英会話に必要な基礎学力を身に付けるための教材を比較しているので興味がある人はチェックしてみてください。
→基礎的な英語力を身に付ける5つの教材を比較した記事(内部リンク)
ですが、「とにかくゲーム感覚で手軽に基礎的な英語力をアップしたい」という人は、○○の英語教材が良いかもしれません。
この○○の英語教材は簡単で手軽というだけではなく、AIによる苦手克服機能があります。
なので、あなたが苦手とする単語やリスニングなどの問題を繰り返し学習して、苦手を克服する手助けをしてくれます。
→○○の英語教材のお申し込みはコチラ(アフィリエイトリンク)
この事例では、ジャンルキーワードを狙っている「英語教材を比較している記事」にも内部リンクしながら、オススメの英語教材を紹介しています。
検索意図を読み取り、どのような人が読んでいるのかを意識することによって、説得力が生まれるのでアフィリエイト成果も発生しやすくなります。
ジャンルキーワードや商標キーワードの場合
ジャンルキーワードや商標キーワードを狙う記事の場合はライティングで誘導するというよりも、アフィリエイトしたい商品やサービス自体の紹介になります。
ですので
- なぜその商品がオススメなのか
- なぜ人気があるのか
- 他の商品やサービスとどう違うのか
- どういう人が使えばいいのか
をしっかりと紹介しましょう。
また、多くの商品をランキング形式や比較形式で紹介する場合は、「比較する基準」を作って紹介すると見ている人も理解しやすくなります。
例えばオンライン英会話を比較したり、ランキングするのであれば
- 実際に授業を受けてみた感想
- 利用できるプランと料金
- 音声の質やカメラ画質の綺麗さ
- 講師の先生の教え方の工夫
- 試験対策、留学対策コースの有無
- 各オンライン英会話の特徴
- 用意されているテキストの豊富さ
- 運営会社の信頼度
このような指標を作って、比較したり、その比較をもとにランキングを作ってあげると、見ている人も理解しやすいです。
逆にこのような指標がないと
- 結局どのオンライン英会話が良いのか分からない
- なぜそのオンライン英会話が良いのか分からない
ということが起こってしまうのです。
このようなことも理解しながらライティングをしていきましょう。
なお、ランキングを作成する際には「アフィリエイトに関する発注ガイドライン」に遵守して「合理的根拠が必要」ということを忘れないようにしてください。遵守しなければアフィリエイト広告を掲載出来なくなる可能性もありますので、以下のガイドラインを確認しておきましょう。
どういうことかというと、
- ランキングに矛盾がないようにする
- ご自身でリサーチして合理的な根拠がある
- 他社調査でも合理的な根拠がある
- 個人の主観であるなら「個人の主観」と明示する
- 使っていない商品なのに使ったかのように表現するのはだめ
- 一定のロジックで作成したランキングであれば、そのロジックは開示しなくても良い※
という基準です。
※ロジックに合理的根拠があって、消費者に誤認が生じないことが条件です。
少しややこしさを感じるかもしれませんが、ランキング作成の際には意識しておきましょう。
ランキング作成について詳しくは「アフィリエイトに関する発注ガイドライン」を参考にしてみてください。
オススメできる背景、理由、メリットを意識する
どのようなキーワードを狙う記事であっても、商品やサービスを紹介してアフィリエイトする場合は、なぜオススメできるのかという背景や理由を紹介するようにしましょう。
どのような商品やサービスも「良い」ものが多いです。
悩みが解消する、便利になる、生活が豊かになる、従来の商品よりスペックが良い
など「良い」点があるからこそ、売られています。
だからこそ、基本的には「いい商品である」ということは見ている人も何となく理解しています。
しかしまだ購入していない人は「あと一押し」欲しかったりするのです。
その一押しが「オススメできる背景や理由」なのです。
オンライン英会話の場合、どのようなオンライン英会話を使っても提供しているサービスは同じです。
価格、使いやすさ、利用者数に違いはあっても、基本的な「サービス」は同じです。
ですが「良い部分の背景」はそれぞれ違います。
以下を見てください。
【】で囲っているところが【背景や理由】です。
「」で囲っているところが「良さ」や「スペック」です。
良さをアピールしたり、スペックを忠実に伝えているブログはたくさんありますが、背景や理由までしっかりと説明しきれている記事は少ないですので参考にしてください。
「利用できる教材は少ない」けど【人気の教材ばかりをそろえている】ので「新しく教材を買う必要」がない
【講師の研修制度がある】から「講師の質が期待できる」
【先生の人数が多く、予約枠も多い】ので「予約を取りやすい」
【運営とSkypeで連絡がすぐに取れる】ので「利用上の要望や質問を出しやすい」
【自分が使って本当に日常英会話ができるようになった】ので「オススメできる」
またこの背景や理由は客観的なことと主観的なことが合わさっていると、もっと説得力が増します。
【自分が使ってみて】【月々5,000円くらい】だったので「他のオンライン英会話より安い」
【運営会社に取材に行って】みると【講師を研修する体制が整っていることが分かった】ので「安心して利用できる」
というように、主観と客観が合わさった背景や理由があると、見ている人も納得してアフィリエイトリンクをクリックし、購入や契約をしてくれます。
この記事を書いた人
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河井 大志 【株式会社Smartaleck】
「アフィリエイト」と「SEO」に特化したWEBマーケティング企業である株式会社Smartaleckの代表取締役。
・著書
- 「元Google AdSense担当が教える本当に稼げるGoogle AdSense」
- 「10年稼ぎ続けるブログを創る アフィリエイト 成功の仕組み 」など合計5冊
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