【4-2】SEOで重要なポイント5つを抑えておくと効率的
検索エンジンのことやGoogleの考え方を知れたところで、次にSEOの中でも重要な5つのポイントについてお話をしていきたいと思います。
専門的な用語だと
- 検索意図を満たす
- 専門性を上げる
- 信頼性を上げる
- サイト内行動を考える
になりますが、初心者ブロガーさんにはピンと来ないので、詳しく解説をします。
SEOで有効な施策はめちゃくちゃたくさんある
まずSEOで有効な施策はめちゃくちゃたくさんあることは知っておいてください。
Googleが検索順位を決める指標は200以上※あると一般的に言われていますが、200以上ある施策を全て知って、対策していく必要はありません。
もし皆さんが「AmazonのSEO部門に配属された」などのポジションであれば、200以上ある施策を全て網羅し、それらの細かく技術的な対策をしていく必要がありますが
「ブログを運営する」場合は
200以上の中から重要な項目だけに焦点を当てて施策をし、「80点をとるSEO」を目指してもらえればと思っています。
なぜなら個人でブログを運営する、小さな組織でWEBメディアを運営する場合は時間、労力、費用が限られるので、SEOの効果性の高いものに焦点をあてる必要があるからです。
イメージで言うと
200の指標を全て満たせば100点をとれますが、
5つくらいの指標で80点を取れる
195くらいの指標で20点を取れる
とイメージしてもらえると分かりやすいです。
もちろんこのようなことはGoogleが発言しているわけではないので、正確な数値ではないですが、私自身は5つに注力をしてしっかりと上位表示しております。
また成功している多くのブロガーさんも、この意見に賛同してくれるでしょう。
有効なSEOかどうかをキチンと見きわめることが重要
次に知っておいてほしいのが「こういうことをすれば上位表示される」という情報を鵜呑みにしてはいけないということです。
中には「自分自身でたくさんのブログを作って、上位表示したいブログにリンクすれば上位表示される」と言ったGoogleのガイドラインに反するような意見もあります。
検索順位を決めているのはGoogleであって、Googleからの公式発表を元に個々人やメディアの運営者、SEOコンサルタントが解釈をしてテクニカル的に「こうすれば上位表示につながる!」というという情報には注意しましょう。
もちろん公開されているSEO情報の中には、Google自身がGoogle Japan Blogなどで情報発信に沿ったSEO情報もあるので、「流れている全ての情報が間違い」というわけではありません。
だからこそ「どういう人が言ったことなのか」が重要になってくるのですが、それらの判断を初心者の人に求めても難しいと思います。
ですので、まずはこの講座を見て頂き、基本的なSEOノウハウを知ってもらいたいと思っています。
そしてこの講座で紹介するSEOの施策については以下の3つのことを意識して紹介しています。
- Googleが掲げる10の事実と整合性があるか
- Googleが「Google Japan Blog」などで情報発信する内容
- 私が実際にやったSEOで効果があったと見込める施策
上記の「3」については私の経験談ですので、「信ぴょう性がある!!」と言い切るのは難しいですが、長くその方法で収益化できております。
知っておくべき評価基準5つ
ではまずは知っておくべき5つのSEOについて説明をしていきたいと思います。
ここで書かれていることをまずは「理解」してください。
そして「理解」したうえで、講座を読み進めてもらえれば、「実践」できるようになっています。
キーワードの検索意図と記事の内容が合致しているか
まず1つ目は「皆さんが書いた記事」が「キーワードの検索意図」を満たしているかどうか。ということです。
皆さんがSEOをする時に一番始めに決めることは「どういうキーワードで上位表示するのか」ということです。
例えば英語サイトを運営している場合
というキーワードで上位表示するために記事を書こう!という具合です。このように決める必要があるのです。
そして「英語を話せるようになりたい」というキーワードで上位表示するために記事を書いていくので、その記事は
「英語を話せるようになりたい」と検索している人が求めている内容を書く必要があるということです。
記事の内容としては
- どんな英語教材が良いのか
- 英語を身につけると、どういう未来があるのか
- 評判の良い英語教材を紹介する
- 実際に英語を話せるようになった人に取材してみる
など、「英語を話せるようになりたい」というキーワードで上位表示するためには、あらゆる角度で「英語を話せるようになりたい」と調べている人の満足度を上げる記事の内容にする必要があるのです。
「英語を話せるようになりたい」というキーワードで上位表示を目指すのに
「中国語を話せるようになる方法」というような記事を書いても上位表示できないということなのです。
記事の内容が他と比べて優れているか
そしてその記事は狙っているキーワードの検索意図を満たしているだけではなく
同じキーワードを狙っている記事と比べて、内容が優れているか
ということも重要です。
もし上位表示したいキーワードがあるなら、実際にGoogleで検索してみましょう。
1位~10位に表示された記事を「超える」内容を書かないと上位表示することはできません。
「なんとなーく自分が知っている内容だけ」を書いているだけでは上位表示できません。
どのように記事を書いていくのかについては7章にて解説をしていますので参考にしてください。
他の人からの評価を得られているか
またその記事が「評価されているか」も重要になります。
これはGoogleが掲げる10の事実の4つ目「4.ウェブ上の民主主義は機能する。」に該当する考え方です。
つまり、その記事の内容が良かったので
- Twitterで拡散された
- 他の人のブログで「この記事いいから読んでみて」と紹介してくれた
などのようなアクションを第3者がしてくれているかどうかです。
加えて、ブログ全体で、たくさんの記事がたくさんの人から紹介されて、話題になっていることもSEOになります。
Googleはそのような色んな人に支持されているブログを好みます。
ブログを見てくれた人がどういうアクションをしたか
そして、他の人の紹介などで、ブログに色んな人が来てくれた時に、その人がどういうアクションをしているのか。というのも重要です。
例えば
- 1つ記事を長い時間読んでくれている
- 1つの記事だけでなく、他の記事も読んでくれている
などです。
Googleは「よく読まれているブログや記事」を「内容が良いから読み込まれている」と判断すると思ってください。
ブログを運営している人の立場・権威性
またそのブログを運営している人がどういう人なのか、ということもGoogleは重要視していると思ってください。
運営者情報に、何の記載もなく「どこの誰が運営しているのか分からない」ブログは
「正確な情報を発信していない可能性がある」ということで上位表示しづらくなります。
少し難しい表現にはなりますが「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「TrustWorthiness(信頼性)」が大事です。
それぞれの単語の頭文字をとって「E-A-T」と呼ばれることが多いです。
「E-A-T」を判断されるには、資格や専門家でないといけないという訳ではなく
- ブログ運営者がどんな人なのか
- 専門家なのか
- 有資格者なのか
- どのような活動をしているのか
- SNSなどで支持されているのか
などインターネット上の情報からGoogleは読み取ります。
ブログ運営者の活動内容が分かり、色んなサイトで紹介されていると、
Googleもそれらの情報をもとに
とか
と評価をします。
その評価はSEO的にもいい影響を与えます。
このように考えると「SEO」は技術的なことではなく
ブログを見てくれる人のことを考えると「当たり前のこと」と思えると思います。
実際にGoogleが掲げる10の事実の1つ目を見ると
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
というものがあります。
非常にシンプルですが「ユーザーのことを考えてブログ運営をすること」が究極のSEOと言えるのです。
しかし「ユーザーのことを考えましょう!それがSEOだ!」と言われても、何をすればいいのか分からないと思いますので、それはしっかりと説明をしていきます。
この記事を書いた人
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河井 大志 【株式会社Smartaleck】
「アフィリエイト」と「SEO」に特化したWEBマーケティング企業である株式会社Smartaleckの代表取締役。
・著書
- 「元Google AdSense担当が教える本当に稼げるGoogle AdSense」
- 「10年稼ぎ続けるブログを創る アフィリエイト 成功の仕組み 」など合計5冊
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