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用語集

ページビュー

ページビュー(PV)とは、Webページが表示される(ブラウザに読み込まれる)ことを意味します。ページビュー(PV)数はWebサイト内のページが表示されたのべ回数を指し、WebサイトにGoogle アナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入すると確認できます。自然検索やブックマーク、SNS、広告などから流入したユーザーに対してWebページが表示された回数を示しています。

一般的に「どのくらいページが見られたか」を測定するための指標であり、「サイト全体で〇PV」といったメディアの規模を示すのに使われることが多いです。

成果報酬型広告を掲載している場合も収益を上げるためには、まず広告リンクを掲載しているWebサイトへ集客する必要があるので、ページビュー(PV)数を増やすことは大切です。ただし、Webページを読んだすべてのユーザーが広告リンクをクリックし、商品やサービスを申し込むわけではないので、ページビュー(PV)数とコンバージョン(CV)数は必ずしも比例するわけではないと心得ておきましょう。

 

ページビューのカウント方法

ページビュー(PV)は、Google アナリティクスのトラッキングコードを設置したWebページが、ブラウザに表示されるたびにカウントされるものです。ひとりのユーザーがページを再読み込みしたり、他のページから戻ったりした場合も、それぞれ1PVとしてカウントします。このトラッキングコードは、ページの読み込みの開始に合わせる目的でHTML内のタグの前に設置するのが一般的です。

Google アナリティクスでページビュー数を確認する

ページビュー(PV)数を調べるには、Google アナリティクスのメニューのオーディエンス>概要をクリックします。すると、指定した期間内のサイト全体のページビュー(PV)数が確認できます。また、ページごとのページビュー(PV)数は、メニューの行動>サイトコンテンツ>すべてのページから確認できます。

Google Analyticsのオーディエンス>概要でページビュー数などを確認できる
Google Analyticsのオーディエンス>概要でページビュー数などを確認できる

 

ページビューと混同しやすい用語

 

ユニークユーザー

PVとUUの違いを説明している
PVとUUの違いを説明している

ユニークユーザー(UU)は、特定の期間内にWebサイトを訪問したユーザーのことです。このユーザーとは、Webサイトを訪れた人ではなく、Cookie(クッキー)によって識別されたブラウザを指します。つまり、同じ端末の同じブラウザで複数のページを表示したり、特定の期間内に何度もWebサイトを訪問したりしても、ユニークユーザー(UU)数は1となります。

 

例えば、1人がパソコンのブラウザでWebサイトを訪問すると、UU数は1です。ただし、このときサイト内の3つのWebページを見たなら、ページビュー(PV)数は3とカウントされます。また、2人でパソコンを共有し、同じブラウザでサイトを訪問したとすると、実際にWebサイトを見た人が2人でも1UUと数えられます。

 

セッション

Webサイトのページがブラウザに表示されることを指すページビュー(PV)に対し、「セッション」は、「特定の期間にWebサイトで発生した一連の操作」のことを指します。

PVとセッションを比較している
PVとセッションを比較している

一定期間内にサイト内を回遊したり、他のサイトに行って戻ってきたりすれば、その操作は1セッションとして扱われます。セッションが途切れるのは、ユーザーがサイトで30分以上操作を行わなかった場合や日付が変わった場合です。1セッション中に表示されたページビューの平均は「ページ/セッション」の項目に示され、セッションごとにどれくらいのページを見て回ってか(サイト内回遊率)を確認できます。

またGoogle アナリティクスではセッション数のほか、メニューの行動>概要から「ページ別訪問数」も確認できます。これは同一セッション内で重複や再読み込みを除いたページビューを表し、1セッション中に1回以上ページビューが起こった場合に1とカウントされます。

なお、ページビュー(PV)数やセッション数などと同じような意味合いで使われる「アクセス数」は、ブログサービスの解析ツール等で一般的な用語ではありますが、Google アナリティクスでいうページビュー(PV)数なのか、セッション数なのかは明瞭でないことが多いです。

 

インプレッション

「インプレッション」はインターネット広告において、広告が表示されることを指します。A8.netの会員ページでは、レポート画面でインプレッション数が確認できます。例えば、あるページに広告コードを2つ設置し、1回のページ表示ですべての広告が表示された場合、ページビュー(PV)数は1、インプレッション数は2とカウントされます。

PVとインプレッションの違いを説明している
PVとインプレッションの違いを説明している

なお、Google AdSenseでは、Webページに設置したAdSense広告が表示されると、インプレッション数ではなく、「表示回数」としてカウントされます。

ページビュー数を確認してサイトやコンテンツの改善策を考える

Webサイトの目的や目標によって、Google アナリティクスなどのアクセス解析ツールで重視するべき指標は異なります。ページビュー(PV)数やセッション数を組み合わせて分析すると、サイト構造の見直しやコンテンツの修正などの課題が見えてくるので、ページビュー(PV)数を増やすための改善策を考えることができます

サイト内回遊率を確認して回遊性を上げる

ページ/セッションから、セッションごとにどれくらいページを見て回ったか(サイト内回遊率)を確認すると、サイト構造を見直すヒントが得られます。回遊率が低い場合、なんらかの原因で他のページにアクセスしにくくなっている状況が考えられるからです。その場合、トップページから各ページへの階層を示すパンくずリストを設置したり、カテゴリ名や個々のページタイトルを分かりやすいものに変更したり、デバイスやブラウザごとの表示状況をチェックしたりといった改善策を打つことができます。

ページごとの集計から読まれていないページを確認して内容を改善する

ページごとのページビュー(PV)数を確認して、ほかのページと比較してあまり読まれていないページがある場合、サイト内の関連する他のページからリンクを貼ったり、ページタイトルや内容を推敲したりといった改善策が挙げられます。また、一部のページの直帰率(そのページだけ見て帰ったセッションの数)が高い場合、ページを読む人にとって関心がもてそうな他ページへのリンクを適宜設置することで、サイト全体のページビューが上がる可能性があります。