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【広告主向け】ポイントサイトとは?アフィリエイト広告活用法を紹介

【広告主向け】ポイントサイトとは?アフィリエイト広告活用法を紹介

  • 2022/11/22
  • 2024/03/14
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あなたはポイントサイトの特徴がどのようなものか知っていますか?

「アフィリエイト広告」といえば、検索流入を主体としたブログや比較サイトのイメージが強いですが、実はポイントサイトもアフィリエイト広告と非常に関わりが強い存在です。

本コラムではEC担当者の方に向けてアフィリエイト広告におけるポイントサイトの特徴や運用方法をまとめています。

「ポイントサイトってよく聞くけど実際はよくわからない」
「ポイントサイトへ掲載する際、どんな点に注意すべきか知りたい」

といった方はぜひご覧ください。

※前提としてアフィリエイト広告の話が含まれるため、ご存知ない方は先に下記コラムをご参照ください。

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ポイントサイトとは

ではまずポイントサイトの概要をおさらいしていきましょう。

ポイントサイトとは

ポイントサイトとは、自社サイトに会員を抱えており、提携しているECサイトやサービスにサイト経由で申込みを行うことで会員にポイントが付与される特性を持ったメディアです。

例えば、「新規クレジット発行で5,000ポイントプレゼント」といったイメージです。貯めたポイントは電子マネー、ギフトカード、マイル、現金などに交換することができます。

会員はポイントサイトを経由する以外は通常のネットショッピングと変わらずに利用することができるため負担がほとんどなく、なおかつポイントが貯められるということで非常にユーザーメリットが高いものとなっています。

ポイントの貯め方も実に様々で、一般的なネットショッピング、サービス申込み以外にも商品のアンケートモニターやアプリのインストールなど、無料でポイントがもらえるものもあるので、ユーザーのニーズに合わせて利用することができます。

ポイントサービスにおける市場規模

昨今、様々な商品の物価高騰によって節約意識が強まっており、ポイントを貯めることで賢く買い物を行う風潮が高まりつつあります。株式会社矢野経済研究所によるレポートによれば、年々ポイントサービス市場は拡大しており、今後2兆円規模を超えて成長していくと予測されています。

株式会社矢野経済研究所「ポイントサービス市場に関する調査を実施(2022年)」, (参照 2022-10-20)

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた企業も多く、民間企業などにおけるポイント発行額が前年比98%となりました。しかしその分を行政によるGo To Eatキャンペーンやマイナポイント事業が補填する形で国内全体のポイントサービス市場規模は堅調に成長しています。

今後の動向として、2021年以降は徐々に消費が回復し右肩上がりの成長が見込まれています。その背景には、業種・業態を問わず利用することが可能な共通ポイント(Tポイント、dポイント、楽天ポイントなど)の普及が考えられます。いまや共通ポイントは飲食店や小売店だけでなく金融機関、インフラサービスなど幅広い提携先で使用可能となっています。

ポイントサイトはこのような各種共通ポイントへ変換可能なため、気軽なお小遣い稼ぎ感覚で利用できるのも支持されている理由の1つと言えるでしょう。

アフィリエイト広告とポイントサイトの関係性

「そこまでユーザーにお得なサービスであれば、どこでポイントサイトは利益を生んでいるのか?」という疑問が生じますが、ここでアフィリエイト広告が登場します。

アフィリエイト広告とは、WEB広告と言われるプロモーション方法の1種です。収益の仕組みとしては、メディア(=媒体、アフィリエイター)が作成したブログや比較サイト、SNSなどに掲載されている広告をクリックしたのち、広告主サイトのサービス・商品に対し申込み・購入といった特定のアクションを行うことで成果が発生します。広告主はその成果に応じてASP経由でメディアに報酬を支払う流れとなっています。

ポイントサイト対比イメージ図

ポイントサイトはここでいうメディアに該当し、自社サイトの会員を広告主に送客しています。この時ポイントサイトは受け取った成果報酬の一部をポイントとして会員に還元しているのです。いわば成果報酬をポイントサイト側と会員側で分配しているイメージです。

ポイントサイト側は会員から料金を受け取る必要がなく、広告主からの宣伝費で運営が成り立っています。そのためポイントサイトの多くはアフィリエイト広告を掲載しており、中には掲載案件のほとんどがASP経由というケースもあります。ポイントサイトとアフィリエイト広告は非常に深く関係していることが分かります。

ポイントサイトの特徴

ではポイントサイトは広告主にとってどのような特徴・メリットがあるのでしょうか。この章では5つのポイントにまとめてご紹介致します。

新規掲載のハードルが低い

まずポイントサイトの大きなメリットは新規掲載のハードルが低い点が挙げられます。

ASPが繋がっているポイントサイトの多くはしっかりとした獲得基盤を築いている、いわゆる「有力メディア」となります。月間で数百~数千万円規模の売上を持つポイントサイトがいくつも存在します。

SEO集客をメインとした一般的な有力メディアに掲載する場合、固定費が別途必要だったり、特別報酬(一部メディアに対し通常報酬より上乗せした報酬を設定すること)が高額になるケースもしばしばありますが、ポイントサイトの場合は掲載条件が無し、もしくは比較的低めな特別報酬のみで掲載可能なメディアが多数存在しています。

ポイントサイトは一般的な比較サイトというよりも、会員と広告主を繋ぐプラットフォームのような立ち位置に近いため、ポイントサイト側としても掲載するサービスが増えることがメリットになっています。掲載交渉も比較的スムーズに進みやすく短期間で調整が完了できるでしょう。

会員ユーザーを保有している

ポイントサイトが保有している会員はブログでいう「読者」にあたります。もちろん「読者」全員が申込むわけではありませんが、リーチできる人数をすでに一定数確保していることはメディアとして非常に大きな強みになります。

会員数はポイントサイトによって様々ですが、ASP経由で繋がっているポイントサイトは数十万~数百万以上の会員数を持つメディアも多く存在します。会員ユーザー層についても20~40代女性の割合が多い、ECサイトの集客が強い、などそれぞれ特徴があるため、ポイントサイトに掲載したい場合は自社サービスのターゲット層とポイントサイトのユーザー層が合致しているか確認しておくとよいでしょう。ポイントサイトごとの特徴はASP担当者に確認することをおすすめします。

ユーザーのアクティブ率が高い

ポイントサイトの会員は普段のネットショッピングに付随してポイントを貯められるというメリットがあるため、会員は実際に申込みをする以外にも、お得なサービスや自分がよく使っているショップがないか、ポイントサイト内を回遊しています。

そのため一般的なSEO集客を行うメディアと比較してユーザーのアクティブ率が高い傾向があります。ユーザーのアクティブ率が高ければ、サービスが目にとまる可能性が高く、結果として売上にも繋がりやすい好循環が生まれます。

加えて、SEOメディアとの違いとして(掲載~成果発生)までのリードタイムが短めであることも特筆すべきポイントです。SEOメディアに掲載依頼をする場合、記事作成のステップが必要となるため一般的に売上に繋がるまでは1~3ヶ月程度の期間を要しますが、ポイントサイトは数日~1週間前後で売上が生まれることもあります。

アフィリエイト広告では、SEOメディアへの種まきと並行して短期間で獲得を目指す施策としてポイントサイト掲載を進めていくことが理想的です。

潜在層へリーチできる

マーケティングにおける基本的な概念として、マーケティングファネルというものがあります。

マーケティングファネルイメージ図

マーケティングファネルは人がものを購入する際の心理プロセスを図示化したもので、【認知】【興味・関心】【比較・検討】【購買】の4つに分かれています。

このうち、ポイントサイトは特に【認知】【興味・関心】の要素を得意としています。

各社ポイントサイトは新規会員獲得に力を入れており、会員はポイントサイト内で自発的にサービスを探しているため、会員が求めるジャンルと合致していれば、これまで自社サービスを知らなかった潜在層に対してサービスを認知させることができます。

また個別紹介記事の作成なども行えるポイントサイトであれば、商品のことをより深く知りたい会員に対して詳細な情報を伝え、【興味・関心】を高めることができます。

自社サービスの認知度が低かったり、発売して間もない場合などは、まず商品を知ってもらうことが重要です。そんなときにポイントサイトは強い味方となってくれるでしょう。

各ポイントサイト独自の施策を活用できる

前段で少し施策の話が出ましたが、この「施策」も各ポイントサイトによって様々な用意があります。

いくつか施策の例を紹介します。

記事施策
広告主の商品やサービスに対して個別記事を作成
「実際に使ってみた」のような定番シリーズやタイアップ記事の作成などもある
動画施策
SNSを活用し、商品の感想や質感をよりリアルに伝える
YouTube投稿やInstagramのライブ配信を行うケースも
PR枠掲載
ポイントサイト内の目立ちやすい場所をPR枠として販売
タイムセールなど限定感のある見せ方であれば露出当日中の申込みにも繋がりやすい
メルマガ施策
ポイントサイト会員に対し商品紹介のメルマガを配信
一社独占で配信可能な場合もある

※施策の実施には別途費用が必要な場合があります。

上記は代表的な施策の分類になりますが、ポイントサイトによって細かくセグメントを切ることができたり、訴求の見せ方が作り込まれていたり強みが異なっています。商材に合った施策をASP担当者とすり合わせていきましょう。

下記のページでは、ポイントサイト「Hapitas」へのインタビュー記事も掲載しています。実際の詳しい施策内容などが気になる方はご覧ください。

失敗しないためのポイントサイト運用術

ここまでお読みいただいた方の中には実際にポイントサイトに掲載したいと思った方もいるかと思います。

この章ではポイントサイト掲載の際の注意点とその対策を紹介しています。下記の点を押さえてポイントサイトを大きな味方にしていきましょう。

ポイント付与上限を設定する

会員に還元されるポイント数は、特に指定がなければポイントサイト側で自由に設定ができます。一般的には還元するポイントが高いほど多数の申込みが獲得できる可能性があります。

一見広告主側からすれば喜ばしい要素にも思えますが、ここは慎重に見ていく必要があります。なぜなら、還元ポイントを必要以上に引き上げた条件の場合、ポイント目的の不正な申込みが多発する可能性があるからです。

商品価格 ≦ 成果報酬 の案件は要注意
(例)商品価格=1,000円 成果報酬=2,000円 など
仮に商品価格の100%分のポイントを付与した場合、ユーザーは実質無料で購入できる
ポイント目的の不正申込が多発する可能性がある

ポイントサイトではこうした不正申込みを最小限にするために、還元されるポイントに付与上限をつけられます。付与上限は過度な獲得を抑えられるほかに、ユーザーの質をある程度担保するメリットがあります。一方で還元ポイント数があまりにも少ないとユーザーの反応が鈍くなったり、ポイントサイト側で掲載強化しにくくなるデメリットも生じます。

ユーザーの質をコントロールしていくために、還元するポイントは高過ぎても低過ぎてもいけません。ポイントサイトに掲載を行う場合は付与上限をつけるかどうか、つける場合はいくらにするのか、ASPの担当者と相談しながら進めていくのがおすすめです。

獲得上限を設定する

ポイントサイトは獲得件数自体に上限設定をすることも可能です。「◯件/月まで」といった形で、上限に達した場合ポイントサイト側で掲載停止、もしくはASP側で無効ページに遷移させるなどで新規申込みを制限します。

物販商品で在庫に限りがある場合や、予算的・人員的なリソースを理由に対応が難しい場合などといった「獲得過多で生産が追いつかないのではないか」という広告主側の不安を解消します。

ポイント付与上限と獲得上限の違いは以下のようになっています。

付与上限

ポイントサイトユーザーへの還元額に上限を設ける
申込みユーザーの質の低下+獲得件数の暴発を防ぐ

獲得上限

獲得できる件数に上限を設ける
予算以上の獲得件数の暴発を防ぐ

実際の活用方法

例:ポイント付与上限が40%の物販商品 在庫500個が余ってしまった場合

付与上限
ポイント付与上限を一時的に40%→80%に引き上げて獲得を増やす
獲得上限
月500件の獲得上限をつけて在庫・予算分のみの発生に抑える

上記のような用途以外にも、「まずはポイントサイトに1ヶ月100件上限で掲載したい」といったテスト掲載としての利用も可能です。ぜひ検討してみましょう。

ポイントサイト用の条件・報酬を設定する

ポイントサイトへの掲載は通常のSEOメディアとやや異なる集客方法・集客効果があるため、広告主によっては管理を分けて行いたい場合もあるでしょう。

その場合、ASP内のプログラム設定を調整することでポイントサイト用の成果報酬・成果条件を設定することが可能です。基本的には通常よりやや報酬を下げて運用し、不正申込みを抑えてコントロールしていくことがおすすめです。

成果報酬を通常よりも低めに設定する
成果報酬自体を下げることで獲得過多を抑える
申込み全体の母数をコントロールする
成果地点を変更し、成果ハードルを上げる
例:「無料相談予約」が通常成果地点の転職サイトの場合
「無料相談予約」ではなく「無料相談実施完了」を成果地点に設定する
成果対象となる難易度を上げることで、質の高いユーザーを獲得する

上記とは逆に需要期で獲得を増やしたい、まずはユーザーの数を確保したいという場合は、一定期間成果報酬を引き上げて設定する(=特別報酬)ことで獲得を促進するケースもあります

掲載面に不正の注意喚起を記載する

注意喚起イメージ画像

ポイントサイト側の掲載面には、ポイントの獲得条件・却下条件などが記載されています。ポイントサイト会員はその条件を確認した上で申込みを行うため、この掲載面に不正申込みとなる条件を追記しておくことである程度コントロールすることもできるでしょう。

ポイントサイトによっては特定の記載を目立つように表示することも可能なため、各ポイントサイトに掲載する際はどのように掲載されるのか事前に確認しておくことをおすすめします。

ポイントサイト活用事例

最後にポイントサイト掲載における事例をご紹介します。

【活用事例1:クレンジングオイル】付与上限&成果報酬変更で獲得

まず1つ目はクレンジングオイルのプログラムです。

商品
クレンジングオイル(定期購入)
商品金額
1,800円(税込) ※送料無料
成果報酬
1,500円(税別) ※通常の成果報酬は2,000円
付与上限
360円分まで ※商品金額(税込)の20%
獲得件数
180件/月

こちらはポイントサイト用に通常よりも低く成果報酬を設定していました。商品自体が知名度の高い商品であったため、20%のポイント付与上限でも十分に成果獲得ができ、結果的に月間180件の獲得ができました。

「前から気になっていたけど、購入していなかった」ユーザーに対し、ポイント還元の後押しが決め手となった好例です。

【活用事例2:化粧品】ポイント還元率UP&上限設定で獲得

2つ目は短期間で多数獲得を生み出した化粧品の事例です。

商品
基礎化粧品セット
商品金額
1,100円(税込) ※送料無料
成果報酬
2,000円(税別)
付与上限
880円分まで ※商品金額(税込)の80%
獲得上限
1,000件
獲得件数
2日間で1,000件

この商品は基礎化粧品のトライアルセットを販売しており、予算が余っている状況のため獲得件数を増やして予算消化する必要がありました。

そのため一時的に付与上限を80%に設定し獲得ペースを引き上げ、その代わり獲得上限は1,000件に設定しました。申し込むユーザーからすると実質220円で商品が購入できる状態です。

結果として2日間で1,000件の獲得を達成し、短期間で予算消化することができました。広告主は予算オーバーの心配なく獲得を増やし、ユーザーも安く商品を手に入れるということで双方にメリットの大きいケースとなりました。

【活用事例3:パーソナルジム】サービス系も付与上限で獲得

最後はサービス系の商材をご紹介します。

商品
パーソナルジム
商品金額
7,500円(税別)
成果報酬
無料カウンセリング来店
付与上限
375円分まで ※成果報酬の5%
獲得件数
50件/月

こちらはパーソナルジムの無料カウンセリング来店が成果地点のプログラムでした。もともとの成果地点ハードルは高くないものの、知名度がやや低く競合も多いジャンルのため他社と抜きん出る要素が必要でした。

まずは来店するユーザーの母数を増やすことを目的に、成果報酬の5%を還元する条件でポイントサイトに掲載したところ、「無料カウンセリング+ポイント還元」の組み合わせが刺さり、50件/月の獲得が可能となりました。

競合が多く存在している場合、ユーザーもどこにするか迷っているため、少額でもポイント還元というフックを追加するだけで獲得UPとなる可能性を秘めています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本コラムでは、ポイントサイトとは何かという点について、実際の活用事例も交えてアフィリエイト広告での運用方法を紹介させていただきました。

弊社A8.netでは多くのポイントサイト様にご登録いただいており、商材やご予算状況に応じ個別でのご相談も受け付けております。

まだ導入に迷っている、という方もぜひお気軽に資料請求ください。

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この記事の執筆者

A8.netマーケティングチーム編集部

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