導入実績は累計26,000社以上。様々な業界、業種の方にご利用いただいております。
他社事例をご参考に、ぜひA8.netを活用してみてください。
「スキルシェア」「CtoC」といった言葉が近年広がりを見せ、浸透してきた中で、誰でも簡単にサイトを作成し、自分のスキルや特技をサービスとして販売することができるサービス『MOSH』が2018年にリリースされました。
2020年11月からはA8.netをご導入いただき、事業の基盤づくりと成長を支援させて頂いております。
A8.netでの運用の中で、主に起業家やスタートアップ向けに情報発信を行っているメディア『起業ログ』との記事作成のお取り組みを実施いただきました。
今回は広告主であるMOSH(代表取締役 藪和弥さん、マーケティング担当 上原京介さん)と、メディアである起業ログ(事業責任者 宮嵜 涼志さん)それぞれの視点から、SEOでの集客をメインとするSEOアフィリエイトについてお話を伺いました。
早速お話を伺いたいと思います。
MOSHリリース後、どのようにマーケティング施策を設計されたのでしょうか?
昨年(2020年)10月からMOSHのマーケティングに取り組み始め、事業者の獲得を目的に、まずはスモールスタートでできる施策から考えました。
MOSHを利用するユーザーさんにインタビューを実施する中で、MOSHを知ったきっかけを伺ったところ、SNS経由(フォローしているインフルエンサーの方が使っていた)、知り合いの紹介経由、検索経由の3つに集約されることが分かりました。
この3つをユーザーさんとのタッチポイントとして重要なチャネルと捉え、それぞれのチャネルと、スモールスタートを掛け合わせた時に考え得る施策から取り組んでいきました。「検索」に関してはGoogleのリスティングと、成果報酬型のアフィリエイト、「SNS」についてはFacebookとInstagramからスタートしました。
配信を始めて半年が経過し、効率よく獲得できるチャネルが出てきた一方で、今後さらに規模を拡大するとなると、CPAが高騰してしまうという課題も見えてきました。
今までは購買ファネルでいうとCVに近いユーザーをいかに効率よく獲得するかに注力してきましたが、今後はユーザーのモチベーションが高まった時に、MOSHを選んでもらえるよう、サービス認知を高めていくプロモーションも必要だと考えています。
検索のチャネルでアフィリエイトのお話も出ましたが、アフィリエイトの中でもA8.netをご導入いただいた背景を教えてください。
まだまだMOSHのプロモーションの実績がない中で、CPAが固定の成果報酬型というところに魅力を感じてアフィリエイトの実施を決めました。
また、たくさんあるASPの中でもA8さんを選んだのは、日本最大規模のASPだからです。
つながっているメディアさんも非常に多いという点で、一番大きなところから始めようと思い、導入いたしました。
数あるASPの中からA8.netを選んでくださってありがとうございます!
A8.netをご導入いただいて間もなく半年が経ちますが、率直な感想を伺えますでしょうか?
予想していたより早く成果が出てきたのはうれしい誤算でしたね。アフィリエイトはメディアさんが提携してくれた後に記事を書いてくれて、その後検索結果で記事が上位表示されるとユーザーが流入し、MOSHに申込をするというフローなので、獲得までに3ヶ月程かかると予想していました。
実際に始めてみると1ヶ月目から数件の発生があり、2ヶ月目には数十件と獲得が大きく伸びてきたので驚きでした。
MOSHのプログラムはメディアの提携を手動で行っているのですが、毎日多くのメディアが申請してきてくれて、提携メディアが広がるにつれて発生件数も増えてきているので、良い傾向かなと思います。
現在は成果地点を無料登録にご設定いただいていますが、マーケティングのKPIは登録後の利用になりますか?
そうですね。
ユーザーさんが登録後、実際に販売を開始して、そのサービスが売れないとMOSHの売上げにつながらないので、各フローの転換率などは見ています。
今回A8.netでのお取り組みの中で、起業ログさんに依頼し、MOSHのサービスを紹介する記事を作成していただきました。
起業ログさん経由で流入したユーザーさんのHP作成までの転換率の傾向はいかがでしょうか?
チャネルごとに見るとアフィリエイトは他のチャネルに比べて販売までの転換率が非常に高いですね。
現状では他のチャネルと比較して2〜3倍くらい違います。
起業ログさんに関しては内容のしっかりした記事を書いてくださっているので、そこでユーザーさんがちゃんとMOSHについて理解して、モチベーションが高まったうえで登録してくれていることが、そのあとの販売にもつながっているのかなと考えています。
サービス利用までの転換率が非常に高いとのお話ですが、起業ログさんは記事を作成される際に工夫されていることなどありますか?
なんとなく広告主さんのサイトを見てみようではなく、サービスを理解し、ユーザーさん自身がサービスを利用した時のイメージを持ったうえで送客できるように心がけています。
具体的にはサービスの機能や目的、その市場におけるポジショニングなどを分かりやすく伝えるという部分ですね。
また、広告主が自社で発信しづらい情報も起業ログがカバーしていきたいと考えています。
例えば競合他社との比較は、広告主さん自身はなかなか言いづらかったりしますよね。そういった部分は第三者である私たちだからこそ発信できる情報だと思うので、MOSHさんの記事を含め、今後より注力して行きたいと思います。
セミアフィリエイト
今回MOSH様には「セミアフィリエイト」のお取り組みを実施いただきました。
セミアフィリエイトとは、通常の成果報酬に加え、記事作成や掲載費といった固定の費用をお支払いいただき、メディアに記事作成を依頼する施策です。
※固定費用の金額はメディアや広告の掲載条件などによって異なります。
セミアフィリエイトのメリットは大きく2点あります。
1つは純広告(固定費用のみ)として掲載するよりもCPAを抑えることができるという点です。
2つ目は広告主側の要望や希望を記事に反映してもらいやすくなり、ブランディングの側面で強化を図ることができます。
起業ログさんの記事は検索結果の上位に表示されることが多いですよね。
検索エンジンにページが評価されるポイントとして、記事の独自性や情報の希少性は重要な要素の一つだと思いますが、独自性という点で工夫されていることはございますか?
独自に起業家の方や企業の代表者の方に取材して、情報を記事に盛り込むということを実施しています。
複数の法人向けサービスを比較して紹介する記事の場合、起業家や経営者に限らず、その領域に詳しい専門家の方を探して取材をする場合もあります。
ユーザーさんに有益な情報を届けるために、サイトの編集部の意見だけでなく、第三者的な観点を盛り込むことを大切にしています。
BtoBサービスの場合、専門性も高いので検索キーワードの選定が難しいのではと思いますが、どのように行っていますか?
弊社で力を入れているのは広告主へのヒアリングですね。
記事を作成する際にヒアリングシートをお渡しして、サービスが選ばれる理由や市場の傾向・特徴など記入していただいた情報をもとに記事作成とキーワード選定を行っています。
また、読者の方からお問い合わせがあった際にヒアリングを行い、ニーズをキャッチする動きもとっています。
近年様々なジャンルでGoogleのアップデートによって検索結果が安定しない状況が続いていますが、検索エンジン以外の集客チャネルも開拓されているんでしょうか?
実際はほとんど検索エンジンからの流入ですね。
やはりユーザーさんがサービスを比較・検討するうえで悩むタイミングが出てきますよね。
SEOに注力しているのは、分かりやすい情報を通して、サービス選びに貢献できたらうれしいなという想いが背景にあります。
SEO以外ではTwitterアカウントと、Facebookでスタートアップ向けのグループを運営しています。
会社として運営しているFacebookのグループには2.2万人ほどメンバーがいるので、テーマによってはそこに記事を投稿する場合もあります。
今後は起業家さんやスタートアップ、法人向けサービスを比較検討する方のためのサイトとしてより記事やサービスをを強化して、定期的に訪問してもらえるサイトにしていきたいと考えています。
検索アルゴリズムのアップデート
検索エンジンの検索結果でどのサイトが上位に表示されるかは、Googleの検索アルゴリズムによって決まります。Googleは定期的に検索アルゴリズムのアップデートを行っており、その度に検索結果の順位は大きく変動してきました。
以前はサイト内の被リンクの多さが検索エンジンの評価として重視されていた傾向にありましたが、2015年のアップデートにより、コンテンツの独自性、発信する情報の品質が評価されるようになりました。
今後もユーザーにとって有益かどうかという基準で検索アルゴリズムが最適化されていくことが予想されており、アフィリエイトメディアを含め、より独自性が重要になっていくと考えられます。
今後のMOSHの展望を教えていただけますでしょうか。
僕らは事業者さんがSNSから来る仕事の依頼を受けやすく、運用しやすくするというところにアプローチして、徐々に様々なジャンルの事業者さんに使っていただき始めているという状況です。
サービスをさらに広げることでこうした方たちがもっとチャレンジしやすい環境になり、事業者さんとの関わりを通してユーザーの方々が自分の情熱のありかを見つけ、次は自分が情熱を発信する側に回る。
そうして情熱がめぐる社会をつくっていきたいと思っています。
一方でこの世界観を実現するにあたって、個人の方が自分の活動をしていく上で、サービスを提供する以外の部分はまだまだカバーできていません。
SNSが苦手で集客できてない、場所が借りられない、お金の問題、バックオフィス的な問題など、個人の方が自分の活動をしていく上で抱える悩みを解消して、事業者さんの今後の展開を支えていけるようなプラットフォームにしていきたいと考えています。
また、法人では難しいようなニッチな需要に応じて、多様性のあるサービスを提供できることが個人やスモールチームだからこその価値だと思います。
ニッチな需要と多様なサービスのマッチングを促進していくためには、日本に限らずワールドワイドで自分のこだわりや情熱を伝えていけるような場所にしてく必要があると思いますし、僕らも情熱を持って取り組んでいきたいと考えています。
最後に今後のA8.net運用での目標を教えてください。
アフィリエイトはユーザーとのタッチポイントである検索面を押さえるという意味で非常に重要なチャネルになるので、今後より予算を投下して件数拡大を目指していきたいです。
そのために特別報酬の提供だけじゃなく、記事作成費用のお支払いなど、積極的に投資をしていくことで提携メディアを増やしていけたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
アフィリエイト広告の特徴の一つが、情報サイトやブログといった「コンテンツ」として広告主の商品やサービスの情報を届けるという点です。
上原さんのお話にもあったように、バナーやキャッチコピーではなくコンテンツを発信することでサービス理解とその後の利用につながり、MOSH様では実際に他広告チャネルの2倍以上の転換率という数値として表れていることを嬉しく思います。
また、今回はメディア側である起業ログ様のメディア運営における工夫や想いを知ることができました。
今後も更にSEOを中心に「ユーザーにとって有益か」という視点で最適化が進み、メディアの発信する情報やサイトの在り方にも変化が求められることが予想されます。
今回MOSH様にお取り組みいただいたセミアフィリエイトは、ユーザーにとって有益なコンテンツを増やすことができる施策です。
ターゲットが限定される法人・事業主向けのサービスはもちろんですが、ブランドイメージを大切にしたいと考えている企業にとっても、広告主の要望を記事に反映しやすいセミアフィリエイトは適しているのではないでしょうか。
※本記事内の数値や画像、役職などの情報はすべて取材時点(2021年4月23日)のものです。
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