原料にこだわり、日本の文化や魅力を詰め込んだライススキンケアブランド「米一途」。
2018年にブランドが誕生して以降、国内外でその魅力を広めるためのマーケティング活動に取り組んでいます。
今年2021年11月には、さらにマーケティング活動を加速していくためにA8.netをご導入いただきました。
今回は「米一途」のこれまで実施してきたマーケティング施策と、A8.net導入に至る背景や決めてについて、株式会社米一途のキム様にお話を伺いました。
01
日本の魅力を国内外に発信するライススキンケア「米一途」
A8.net編集部
早速ですが、「米一途」ブランド誕生の背景を教えてください。
キムさん
「米一途」の誕生背景には、日本の特別な文化を日本国内だけじゃなく、海外にも広げていきたいという想いがあります。
日本の文化であるお米と、それに加えて職人の技術や真心に着目して誕生したブランドです。
京都でお米を専門に扱う八代目儀兵衛さんに協力を得て、2017年にスキンケア商品を開発しました。
A8.net編集部
八代目儀兵衛さんは米料亭も経営されていて、テレビや様々なメディアでも紹介されていますよね。
キムさん
レストランだけでなく、オンラインでお米の通販も行っているんです。
八代目儀兵衛さんは10年以上お米だけを研究されている方々なので、販売するお米も厳選されています。
「米一途」のスキンケア商品の原料となるお米は、お米のコンテストや大会で優勝した各地のお米を八代目儀兵衛さんが選んでブレンドしたものになるので、日本全国の優秀なお米を使用しているんです。
A8.net編集部
キムさん
原料へのこだわりは「米一途」の一番の特徴であり強みですね。
既にライススキンケアとして販売されている商品ではなくて、完全米の原料を使った化粧品を提供しています。
特に今の時代はたくさんのスキンケア商品があり、広告やLPで「しわが改善します」「うるおいやハリが出ます」といった効果の紹介をよく目にしますよね。「米一途」は化学物質を使わない完全オーガニックにこだわって、お米という自然の力と、皆さんの本来の肌の力や美しさを活かせるような商品です。
スキンケアは何か特別なものではなく、朝であれば1日頑張ろうとか、夜であれば1日の終わりに自分を労わったりと生活の一部になるものです。
その生活の一つのシーンを自然の力と本来の肌の力を活かして、スロービューティを提案するのが「米一途」が提供するブランドの世界観になります。
A8.net編集部
「米一途」のターゲットユーザーはどういった方になりますか?
キムさん
主に20代後半以上の方をターゲットとして考えています。
理由は大きく二つあり、一つは経済的な面になります。
「米一途」の商品は3,000円〜4,000円の金額がメインになるので、学生の方よりは働いている方を想定しています。
もう一つはブランドとして1日頑張った自分をいたわる、スキンケアに集中できる時間を提案しているので、そこにマッチしている年代層をターゲットにしています。実際に商品を利用して下さっている方も、アイテムによって異なりますが、クリームやセラムであればお子様がいる主婦の方が多いですし、洗顔やクレンジングは働いている方が多いですね。
02
コロナ禍でのマーケティング戦略の転換
A8.net編集部
ブランドのローンチ直後はマーケティング施策に投資する難しさがあると思いますが、まず最初にどういった広告やPR活動に取り組まれたのか教えてください。
キムさん
最初の段階はブランディングを大切にしていて、オンラインとオフラインでの取り組みを行っていました。
オンラインは主にSNS運用です。
SNSで投稿する内容はブランドの世界観を意識していて、クリエイティブのデザインや質にもこだわっています。
オフラインでは京都の伝統的な旅館にアメニティを提供したり、百貨店でポップアップストアを展開するといった取り組みを実施していました。
ただ、2020年から新型コロナの影響でポップアップストアやイベントの開催が一切できない状況になってしまい、オフラインで活動できないからこそ、オンラインでできることを模索し始めました。
A8.net編集部
数あるオンラインの施策の中でもSNSを選んだ理由はどういったことろにあるのでしょうか?
キムさん
一番の理由は、お客様と直接コミュニケーションをとることができるからです。
「米一途」では定期的にキャンペーンを実施していて、最近では12月にミニセラムをプレゼントするキャンペーンを実施したのですが、開始8時間足らずで先着1,000名の枠が埋まってしまうほど反響がありました。
他にもSNS上で「米一途」の商品を投稿してくださった方を対象に、ベスト投稿賞というコンテストなどを実施していますが、お客様の投稿やコメントといった直接的なコミュニケーションや反応が得られやすい点がSNSの魅力ですし、注力している理由になります。
A8.net編集部
オフラインでの活動が制限される中で、模索しながらオンラインでの活動にシフトされてきたんですね。
そんな「米一途」が現在抱えるマーケティングの課題を教えていただけますでしょうか。
キムさん
これはブランドとしての課題でもありますが、認知度が低いということが一番の課題です。
SNSでの活動を頑張っているのですが、まだ実感できるような効果がない状態です。
まずは「米一途と聞いたらライススキンケアだよね」と一般の方々が連想できるように、認知度を上げていきたいと考えています。
03
ブランド認知拡大を目的としたA8.net導入
A8.net編集部
認知拡大を課題として抱える中で、今回アフィリエイト広告を実施しようと思ったきっかけを教えてください。
キムさん
一番の理由は成果報酬型の課金形態に魅力を感じたからです。
以前は動画クリエイティブを作成してYouTubeに投稿したことがありましたが、高い費用に対して目に見える効果がありませんでした。
マーケティングの予算を効率的に使いたいという思いがあり、その中でアフィリエイト広告は成果が出た分の費用が発生する成果報酬型の仕組みなので、納得しやすかったですね。
A8.net編集部
アフィリエイト広告のサービスが数多くある中で、A8.netをご導入いただいた決め手はあったのでしょうか?
キムさん
決め手となったのは大きく2点です。
一つはメディアをたくさん抱えていることに魅力を感じたからです。
他にもいくつかアフィリエイトサービス(ASP)と打ち合わせを行いましたが、そこでご提案頂いたADアフィリエイトは、成果報酬額が通常の3倍や4倍かかると聞きました。
認知度が低いという課題がある中で、より多くのメディアさんに通常の成果報酬額で掲載してもらった方が効果的だと感じました。
もう一つはご担当者様の対応の早さです。
アフィリエイト広告の取り組みは初めてだったので不安なこともたくさんありましたが、電話やメールで問い合わせたことに対して、ご担当の方がすぐに対応してくださったので不安が解消されました。
A8.netを開始するまでの準備でもいろんなアドバイスを頂き、こちらが修正したことに対して次のアクションまで細かく提案していただけたことはとても助かりました。
A8.net編集部
A8.netの開始準備で工夫されたポイントや意識されたことはありますか?
キムさん
メディアさんが「米一途」のアフィリエイトプログラムを見て掲載しようと判断するまでの過程を意識しました。
もし自分がメディアの立場だったらどんな視点で広告主を選ぶかと考えたときに、資料や素材、情報がまとまっているといいと思ったので、いつでもダウンロードしてもらえるようにメディア向けの素材を管理画面にアップしています。
A8.net編集部
キムさん
メディアさんもブログや比較記事、SNSなど人によって紹介の仕方や紹介する場所が違うと思うので、いろんなテーマの記事で活用できるように、各商品の素材をテーマやシーン毎に提供しています。
A8.net編集部
キムさん
「米一途」は1度使ってもらうと商品の良さを感じて頂いてリピート購入してくださる方も多いですが、商品の金額が3,000円〜4,000円するものなので、どうしても初めて使ってもらうまでのハードルがあります。
セルフバックに掲載することでまずメディアさんが商品を手に取る機会をつくり、実際に1度使ってみて、利用者の声や体験を記事として書いてほしいと思っています。
A8.net編集部
今年2021年11月に「米一途」のアフィリエイトプログラムが開始しました。
これから本格的にA8.netを運用していくフェーズになりますが、今後の目標を教えてください。
キムさん
まずは「米一途」の課題である認知を広げていきたいです。
弊社で運用しているSNSに加えて、一般ユーザーの立場であるメディアさんの声も発信していくことで、ブランドの認知拡大につなげていきたいです。
自身の運営する記事やサイトへの集客としてリスティング広告やSNS広告などの運用型広告を用いてアフィリエイトサイトへの集客を行うことをADアフィリエイトと呼びます。
■ユーザーのCVまでの流れ(例)
検索エンジン→リスティング広告→アフィリエイトサイトや記事→広告主サイト→CV
メディアは自費で広告運用を行い、アフィリエイトで得た成果報酬と広告運用の出費との差額が収益になります。
この集客方法はアフィリエイトでの収益よりも広告運用にかかる費用が上回る(メディアにとって赤字になる)リスクをはらんでいるため、多くの場合、通常のアフィリエイト成果報酬の3倍、4倍といった報酬額を支払う必要があります。
※成果報酬額はメディアや条件によっても異なります。
一方で、ADアフィリエイトはSEOの変動による影響を受けない、出稿する広告によってSNSやアプリといった様々な媒体から集客できるといったメリットがあります。
リソースに限りがある広告主にとっては、広告の運用をメディアが行ってくれるという点も魅力です。